イエレン証言待ち(2016年2月8日)

米雇用統計は

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イエレン証言待ち(2016年2月8日)

ドル円:2月8日のファンダメンタル分析

注目の雇用統計を前にNY市場までは概して小動きのもみあいを続けていました。雇用統計発表直後は+15.1万と予想よりも弱いNFP(前月も下方修正)に反応し、ドル円が116.29レベル、ユーロドルも1.1250レベルと前日ドル安値を割り込む展開を見せました。しかし、いっぽうで失業率が2008年2月以来の4.9%に低下するとともに、時給が0.5%(0.12ドル)の上昇となり、全体としては雇用回復が続いている数字となりました。ドル円、ユーロドルとも急速に値を回復し、ドル買いの動きとなったものの、ドル円は戻り売りが根強く引けにかけてはじり安となり、116円台での週末クローズとなっています。

ドル円:2月8日のテクニカル分析

ドル円は、日銀追加緩和で円安に振れた分、逆に下げの動きも強まる一週間となりました。金曜のNY市場では225先物(シカゴGLOBEX)も16500円の安値を付け、為替、株価ともに1月末の追加緩和で切り札を切り当面は打つ手がないと市場参加者に足元を見透かされている動きと言えます。シカゴの通貨先物も週末に公表された2月2日段階では前週から円買いポジションは減少したものの、その後の動きを見ると、9日段階では再び円買いが増加していそうです。中期的なポジションが円高を見込む動きとなってくれば、今週も戻り売りを考える参加者が多そうですが、イベントを通過し中国が旧正月で休みの週(香港、シンガポールも週前半は休場)となりますので、市場全体としては落ち着きが戻って来ると見ています。本日は、116.70レベルをサポートに、117.20レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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