ドルインデックス(2017年3月23日)

ドル円は先週のFOMC以降随分と円高に動いた印象ですが、他の通貨ペアでも全般にドル宇安傾向が見え、

ドルインデックス(2017年3月23日)

ドルインデックス

ドル円は先週のFOMC以降随分と円高に動いた印象ですが、他の通貨ペアでも全般にドル宇安傾向が見え、今週に入りドルインデックスは100の大台を割り込んできました。

週足チャートをご覧ください。

              ドル円週足

              ドル円週足

トランプ大統領誕生後のドル買いの動きでドルインデックスは100の大台を超え一時103.82レベルまで上昇しましたが、その後は着実に値を下げついに今週には2月7日以来の100の大台割れとなっています。

ここで、チャートの細かな部分に目を向けると、現在は2016年安値からのサポートラインと年初からのレジスタンスラインとが引ける動きの中、2月2日の99.20を割り込むと一段安の動きに繋がるチャートパターンとなっています。

値幅観測的にも、大統領選開票日の安値95.90と高値103.82の61.8%押しが98.93と近いところにありますが、それ以上に78.6%(61.8%の平方根)押しの97.60が気になります。この水準は1月高値103.82を起点に2月安値99.20までの下げ、その後の102.27までの戻しから計算されるフィボナッチエクスパンションの100%ターゲットが97.64とほぼ同値となっています。

現在のドル安相場をドルインデックスのチャートから見ると現在の水準(99.63)からあと2%程度下げる可能性があり、これをドル円にそのまま当てはめると109円前後になり、大台110円はサポートとならない可能性も考えておく必要がありそうです。

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