トランプ大統領演説通過でドル株上昇(3月1日)

3月初日の東京市場では午前11時から約1時間半に亘り場中にトランプ大統領の所信表明演説の中継が放映されました。

トランプ大統領演説通過でドル株上昇(3月1日)

トランプ大統領演説通過でドル、株上昇

3月初日の東京市場では午前11時から約1時間半に亘り場中に注目のトランプ大統領の所信表明演説の中継が放映されました。演説前113円台前半で取引されていたドル円は、開始後同時に公開された演説のテキストに新味が無いとして一時113円われとなりましたが、結果としてはまとまった内容とインフラへの1兆ドルの投資という具体的な数字の現出におおむね好感され、夕刻は113円半ばから後半での取引となっています。
日経平均株価もほぼ同様の動きとなり、一時下げる局面もありましたが反発、終値は274円と大幅高の19,393円で引けました。

今回のトランプ大統領の所信表明演説は、内容よりもむしろその姿勢への安心感がもたらした影響が大きかったと考えられます。

トランプ大統領はトレードマークの真っ赤なネクタイではなく、紺と白のレジメンタルタイで演説に望み、終始落ち着いた態度で結束とアメリカの再生を呼びかけました。
これらはもちろん、演出であり、入念にライターによって書き上げられた文書であることは最近のトランプ大統領の言動からも明らかですが、当初の「就任後には選挙戦でのエキセントリックさは演技で実際には常識的な大統領になる」との大方の予想を裏切って、ここまで乱暴者の振る舞いを続けてきたトランプ氏が初めて米国民の期待する大統領像に近い態度とふるまいを見せたことの安心感は予想以上のものだったと思われます。

もちろん、大規模減税と巨額インフラ投資をどう両立させるのかとか、軍事費増加分の予算の削減が現実的なのかとかいろいろと突っ込みどころは満載ですが、今日のところはほぼ満点の大統領を演じたといえるのではないでしょうか。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高となっています。
今晩は米国で経済指標が多く、22:30 米国1月個人所得、消費支出、23:45 米国2月MarkIt製造業PMI確報値、24:00 米国2月ISM製造業景況指数、24:00 米国1月建設支出、24:30 米国週間原油在庫、27:00 ダラス連銀総裁講演、28:00 ベージュブックと続きます。
これらの指標をこなして、このリスクオンの流れを米市場でも維持できるかが今晩の見所といえるでしょうか。

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