次期米大統領のハネムーン期間は(17年1月18日)

米国大統領の就任式の後、およそ100日に渡り、マスコミ不動関係は新任の大統領を攻撃しないし、各市場もあまり相場を仕掛けない、

次期米大統領のハネムーン期間は(17年1月18日)

ドル円:1月18日のファンダメンタル分析

テーマ: トランプ次期米大統領のハネムーン期間は?

米国大統領の就任式の後、およそ100日に渡り、マスコミ不動関係は新任の大統領を攻撃しないし、各市場もあまり相場を仕掛けない、どちらかというと米国株は高い確率で上昇してきました。市場ではこの事を、米国大統領の就任式の後のハネムーン期間と呼びます。

実はそれはとても理にかなっていて、マスコミも市場も、新任大統領の政策手腕に関しては、実際に見て聞くのも初めての事であるので、その内容や効果を待って精査して見なければ、良いものか悪いものかは、分からない訳だからです。

にもかかわらず、今回のトランプ次期米大統領の場合には、そんな時間はないものと想定します。

何故ならば、年初から自動車メーカーへの批判を繰り広げているトランプ次期米大統領は、今までの大統領とは明らかに違うからです。 昨年の11月の大統領選挙以来、初めての記者会見を先日、行いました。
ですがその席上で、特定のメデイアに対しては質問はさせないし、そのメデイアに対して「偽ニュースだ」と言ってみたり、かなり激しいやり取りがありました。

トランプ次期米大統領は、まだ就任式の前なのです。
なのに、もう既に米大統領であるかのように、他の先進各国の首脳とコンタクトを開始し、民間企業を集めて会議をしたり、お得意のツイッターを使って特定の民間企業を批判したりと、大騒ぎです。
ですが、プレスリリースを出してみたり、メデイアとの時間を持ってみたりという事はせず、もっぱらツイッターで一方的に限られた文字数の中でコメントを発信するだけなので、それらのコメントの真意であるとか、不明・不透明な部分がたくさん放置されたまま先に進んでいます。何故ならば、質疑応答の機会が無いのですから。
そんな扱いを受けているメデイア界と良好な関係、信頼関係が築けているとは思えず、逆に既に対立の構図が出来てしまっていると想定します。であれば、ハネムーン期間は無く、就任式当日から真剣勝負と判断します。

ドル円:1月18日のテクニカル分析

ポイント:ダブル・トップが完成したとの見方に変わりなし

16日以来申し上げている通り、昨年12月15日の高値118.67と、今月3日高値の118.60とで
ダブル・トップが完成したとの見方、依然変わりありません。
ポイントはダブル・トップのネックライン116.04を下抜けた事です。

下値目途は(詳しくは16日を参照)
113.40、112.00、109.94、と申し上げてきましたが、昨日の112・68までの下げで、当初のターゲット113.40は既にクリアーされ、2番目のターゲットに接近中です。そして110.00近辺まで、下押しが進む場合には一旦その水準で、今回の調整は終了と判断します。

上値目途は
116.04を回復するまでは、一段安の可能性がありと想定します。

今日のレンジは、112.00~113.60と見ます。

今日のレンジは、112.00~113.60と見ます。

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