ドル円:1月5日のファンダメンタル分析
テーマ:株高と円安が一時ほどの相関性が強くない
大発会の昨日の東京株式市場はNYダウの流れで、年初から前日比479円高と早くも20000円台が視野に入りつつあります。FRBが既に利上げ過程に入り、米債券利回りが上昇する中で、今まで各国中央銀行が低金利金融政策で供給し続けてきた過剰流動性資金は株式市場に流れます。NYダウ20000ドルと共に、日経平均株価20000円台回復は時間の問題でしょう。
一方でドル円は、株高を背景に一時ドル円118台を回復して底堅い展開ではあるものの、株高とドル高が一時ほどの相関性が強くなく、昨日も大きな円売りにはなっていません。ドル円の120円には時間が必要でしょう。
米利上げへの期待は根強く、ドル円120円は意識されるのですが、3日の高値は118.60、昨日は118.18と切り下げていて、神経質な展開が続いています。
ドル円:1月5日のテクニカル分析
ポイント:昨日は117.50を割り込み117.05まで下押し、その後も117.50を上抜けきれずにいる為、まだ安値更新への下落余地ありと見ます。118.00を超えない内は下落余地ありとし、4日安値の117.05割れからは30日の安値の116.03を試す流れでしょう。
118.00超えの場合には3日高値の118.60を試す流れでしょう。117.50を上抜けない内はダブルトップ形成からの反落警戒です。
年初の4日は反落。
上値が伸びずに上値詰まりの売りパターンで下値が意識されます。
今日にも117.00を割り込んでの引け足が示現されると、売り気の増大となります。
明日の米雇用統計前に変化が出るかどうか注目の局面です。
ただ、勢いは見られません。
今日のレンジは、116.50~118.00
上値目途は、前日高値118.18、3日高値118.60が抵抗節目。
ここまで超えて来ると、買戻しの動きが高まるでしょう。
下値目途は、前日安値圏117.05、30日安値116.03が支持目安。
本日のポイントは、明日の米雇用統計前、動きが出るかに注目。
普通であれば膠着、足元の下げの勢いを要確認です。
テクニカルは、3日118.60まで上昇し、昨年12月の高値118.66に迫りました。
3日高値の118.60を目途に戻り売りスタンスで臨み、昨年12月の高値118.66を上抜けた場合はドテンの買い戻し、買いスタンスへ転換と判断します。
今日のレンジは、116.50~118.00と見ます。
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