ドル円下落、トランプ氏トヨタに矛先(1月6日早朝)

5日の海外市場では米長期金利が前日に続いて低下、10年物の国債利回りは一時2.34%台に下落しました。

ドル円下落、トランプ氏トヨタに矛先(1月6日早朝)

ドル円下落、トランプ氏トヨタに矛先

5日の海外市場では米長期金利が前日に続いて低下、10年物の国債利回りは一時2.34%台に下落しました。これに伴いドル円も続落、一時115.22をつけています。
ブルームバーグはメキシコ中銀を含む少なくとも二カ国の中銀が、ドル売り介入を実施したと伝えています。
昨晩発表された米指標はまちまちで、新規失業保険申請者数が大幅に減少、ISM非製造業景況指数が予想を上回った半面、今週末の雇用統計を気にする市場にはADP雇用統計では雇用者数が前月、予想を下回る結果となったことに失望感が広がり、NYダウは42.87ドル安い19,899.29ドルで終了しています。

トランプ大統領は未明にトヨタ自動車が米国向けカローラを製造するためにメキシコに新工場を建設することに、「ありえない、アメリカに工場を作れ、さもなくば巨額な関税を支払うことになる」とツイートしました。
昨日行われた自動車業界の賀詞交歓会での記者会見で、フォードがトランプ氏の度重なる批判に3日メキシコの新工場建設を撤回したことに関連し、トヨタの豊田社長がアメリカの動向を注視したいとしつつもメキシコの新工場建設を現時点で見直すことはないとの方針を明らかにしたことに対する発言と思われます。

アメリカの自動車メーカーのメキシコでの工場建設を批判し続けたトランプ氏が日本の代表的な自動車メーカーであるトヨタの同様な行動に矛先を向けたことは、これまでのトランプ氏の主張からは自然なこととはいえ、80年代の日米貿易摩擦→プラザ合意の流れを連想させ、日本における「トランプ相場」に冷や水を浴びせかねず、東京時間のドル円、日本株の下押し圧力となりそうです。ツイートされたのは日本時間今朝3時14分ごろですが、市場の即座の反応はありませんでした。

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