ドル円、153円台での取引継続、日銀は政策金利据え置き (10/31午前)

31日午前の東京市場でドル円は、重要イベント控え、引き続き153円台でのもみ合いとなりました。

ドル円、153円台での取引継続、日銀は政策金利据え置き (10/31午前)

ドル円、153円台での取引継続、日銀は政策金利据え置き

31日午前の東京市場でドル円は、重要イベント控え、引き続き153円台でのもみ合いとなりました。
朝方、153.42レベルで取引の始まったドル円は序盤軟調に推移し、153.16まで値を下げる場面もありましたが、実需とみられるドル買いに仲値公表にかけて急速に値を戻し、153.59の高値をつけ、その後は153円台半ばで推移しました。正午前に日銀が政策金利据え置きを発表すると、直後は153.19-59レンジで乱高下となりましたが、すぐに戻し、東京時間正午現在は153.39レベルでの取引です。

日銀は政策金利である、無担保コールオーバーナイトレートを0.25%程度で推移するよう促すとして、政策金利を据え置きました。同時に発表された「経済・物価情勢の展望」では25年度の消費者物価(除く生鮮食品)見通しを、最近の資源価格の下落等から前回7月の+2.1%から+1.9%に引き下げる一方で、除く生鮮食品・エネルギーベースは今年度の見通しを+1.9%から+2.0%に上方修正しています(いずれも中央値)。そのほかでは、25年度の実質GDPの伸びが+1.0%から+1.1%に上方修正されている程度で、いずれも微調整の範疇と思われ、相場に特段の方向性を与える内容とは見えません。

日経平均株価は、政策公表時点ではすでに前場を終了していましたが、前日米株価の下落を受けて、160円安で午前の取引を終了しています。

この後15:30から日銀総裁会見がありますが、政局不透明な中で、あまり新味のある内容は期待できず、関心は今晩の9月PCEコア指数等の米指標にシフトしそうです。

ドル円、153円台での取引継続、日銀は政策金利据え置き

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