ドル円151円台後半、不透明感強い衆院選控え様子見気分強い (10/25午前)

25日午前の東京市場で、ドル円は方向感に欠ける動き。

ドル円151円台後半、不透明感強い衆院選控え様子見気分強い (10/25午前)

ドル円151円台後半、不透明感強い衆院選控え様子見気分強い

25日午前の東京市場で、ドル円は方向感に欠ける動き。朝方、151.83レベルで取引の始まったドル円は、序盤は軟調に推移し、151.58まで下落しましたが、その後はドル買い優勢となり、152円台を回復。しかし、時間外の米長期金利が低下傾向を示したことで、152.11を高値に再び軟化し、東京時間正午現在は151.80での取引です。
朝方発表された、10月の東京都区部消費者物価指数は、ヘッドライン、コア、コアコアともに前年比+1.8%と、日銀の政策目標2.0%を下回る結果となりました。ただ、前年に電気ガス料金の補助金が半減されエネルギー価格が上昇したことの反動の側面が大きいとされたこと、コア、コアコア、は事前予想を上回る結果であったことから為替市場の反応は限られました。

日経平均株価は、昨晩米市場でNYダウが下落したした流れを受け売りが先行。円安進行一服も輸出関連銘柄を中心に重石となり、下げ幅は一時400円を超えました。その後はやや買い戻され、371円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、最近の米長期金利の急上昇に対する米債券市場の調整主体の動きとなり、米長期金利が乱高下。この間発表された、新規失業保険申請件数、製造業・サービス業PMI、新築住宅販売等の米指標の好調をほぼ黙殺する形の金利の動きに、ドル円も左右される形で、欧州序盤の高値152.38から、もみあいながら米国時間に151.55まで下落。終盤の米長期金利持ち直しに151.83まで買い戻され、アジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の下落で、強い上昇の勢いはそがれたものの、151.42レベルの200日移動平均線は堅持しており、ドル買い基調は不変です。

衆院選での自民党苦戦が伝わる中、明後日27日日曜に投開票日を控え、本邦株式、為替市場では政局不透明感からの様子見姿勢が強まっており、本日午後以降も方向感の定まらない状況が続きそうです。そして結果の判明する週明けは、早朝から波乱含みです。

ドル円151円台後半、不透明感強い衆院選控え様子見気分強い

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