ドル円 テクニカル週報(2024年9月第5週)

直近の週足は上ヒゲが長い陰線引けとなり、上値トライに失敗した形で終えています。

ドル円 テクニカル週報(2024年9月第5週)

下値リスクが点灯。下値余地を探る動き動き

直近の日足は大陰線の出現となり、この陰線が9/16に付けた139.58を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けた位置で終えており、下値リスクがやや高い状態に変化しています。
一方で、141.80-90以下に多くの日足の下値抵抗が、140.50〜141.50ゾーンに週足、月足ベースで見た強い下値抵抗が控えており、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残した状態です。
但し、139.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて一段のドル下落に繋がり易くなります。
一方上値も144.00超えに強い抵抗が出来ており、145円台に乗せて終えるまでは上値余地が拡がり難く、下値リスクがより高い状態です。

下値リスクが点灯。下値余地を探る動き動き

日足の上値抵抗は143.10-20,143.60-70,144.00-10,144.80-90に、下値抵抗は、141.80-90,141.50-60,140.80-90,140.40-500,140.00-10にあります。
21日移動平均線は143.28にあり、これを下抜けた状態ですが“ダマシ”となる可能性があります。しかし、120日、200日線は152.60と150.96に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れにあります。

一方、直近の週足は上ヒゲが長い陰線引けとなり、上値トライに失敗した形で終えています。単体では下値リスクが高いものですが、前週の陽線の値幅を切り崩すまでには至っておらず、140円を割り込んで越週しない限り、反発に転ずる可能性を残しています。下値リスクがやや高い状態ですが、140〜141円台の抵抗を守り切れば反転への足掛かりとなります。
また、144円台に乗せて越週した場合は、調整下げに留まった可能性が高くなります。さらに146円台に乗せて越週した場合は上値余地が147〜148円台まで一段と拡がり易くなります。逆に、139.50以下で越週した場合は、2021年1月に付けた102.59を基点とする長期的なサポートラインを下抜けて130円方向への新たな下落リスクが生じます。

下値リスクが点灯。下値余地を探る動き動き 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は144.00-10,144.40-50,146.20-30に、下値抵抗は140.90-00,140.40-50,139.60-70,138.10-20にあります。
31週、62週移動平均線は151.98と149.51に位置しており上値を抑え込んだ状態です。

上値は142.90-00に軽い抵抗が、143.20-30,143.70-80,144.00-10にやや強い抵抗が出来ていますが、全てクリアして144円台に乗せて終えれば下値リスクが後退、144.40-50,144.70-80,145.20-30の抵抗を全てクリアして145円台に乗せて終えれば短期トレンドを“強気”の流れに戻して146円超えトライの動きが強まり易くなります。
下値は、142.00-10,141.80-90,141.50-60,141.00-10,140.80-90に強い抵抗が控えており、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残していますが、この下の140.40-50,140.00-10,139.60-70の抵抗を全て切り崩して139.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて、ドルの下落余地がさらに拡がり易くなります。

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