ドル円143円台半ば、短期的には「居心地の良い」水準見つけ、次の材料待ちか (9/24午前)

24日午前の東京市場でドル円は143円台で方向感に欠ける動き。

ドル円143円台半ば、短期的には「居心地の良い」水準見つけ、次の材料待ちか (9/24午前)

ドル円143円台半ば、短期的には「居心地の良い」水準見つけ、次の材料待ちか

24日午前の東京市場でドル円は143円台で方向感に欠ける動き。朝方、143.61レベルで取引の始まったドル円は、143.38-91レンジでの上下動を繰り返し、東京時間正午現在は143.63レベルでの取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数がプラス圏で終了した流れを受け、買いが先行。半導体関連銘柄、不動産などを中心に上昇し、上げ幅は一時700円を超えました。しかし、その後は利食い売りも出て、昼にかけて急速に上げ幅を縮小。結局251円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、シカゴ、ミネアポリス、アトランタ等米地方連銀総裁からFOMCでの利下げを肯定・補足説明する発言が相次いだものの、各々今後の方向性については微妙に温度差のある内容で、これを受けて米長期金利は方向感なく上下動。ドル円もそれにつられる形で、米国序盤の安値143.17と中盤の高値144.34の範囲を乱高下した後、143.61でアジア時間につないでいます。ただ、昨晩は高値安値とも前週末レンジ内にとどまりました。

テクニカルにはドル円は、先週末来の反発で21日移動平均線を回復、低下してきた基準線もかわしており、地合いが改善しています。一方で、積極的な上値トライの動きとはなっておらず、現レベルが直近高値147.21(9/3)から9/16安値139.58までの下落の半値戻し(143.40)と同61.8%(144.30)の間の比較的居心地の良い水準にあることもあり、イベント通過後、次の材料が出るまでは、この付近での取引が続きそうです。

ドル円143円台半ば、短期的には「居心地の良い」水準見つけ、次の材料待ちか

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