ドル円、145円台半ばドル全面安の中ドル円の上値も重い (8/21午前)

21日午前の東京市場でドル円は一時145円割れ。

ドル円、145円台半ばドル全面安の中ドル円の上値も重い (8/21午前)

ドル円、145円台半ばドル全面安の中ドル円の上値も重い

21日午前の東京市場でドル円は一時145円割れ。朝方145.26レベルで取引の始まったドル円は、序盤145円台前半でもみ合ううちに幾度か145円割れを示現、日経平均株価の軟調、時間外の米長期金利の低下等に9時半過ぎには144.94の安値をつけました。その後は米長期金利が上昇に転じた事等で持ち直し、145.59まで切り返した後、東京時間正午現在は145.35付近での取引です。

日経平均株価は、昨晩欧米市場で主要株価指数が反落した流れを受け、売りが先行。円高進行も嫌気され下げ幅は一時400円を超えました。その後はやや戻してもみ合いとなり、257円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では週末のジャクソンホール会合でのパウエル議長のハト派的な発言に対する警戒感と、今晩発表予定の米雇用者数の基準改定値が大幅な下方修正になるのではないかとの懸念の広がりに米長期金利が低下。ドル円も欧州序盤の高値147.35から米国終盤までほぼ一方向で下げて145.27で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、本日147.16レベルの転換線に上昇を阻まれ反落。当面のサポートと見られていた145円も一時割り込むなど、上値の重さが次第に目につくようになってきています。

尚、今回のドル円の下落は、上記の通り米国要因主体のため、ドルは他の主要通貨に対しても下落しており、ドルインデックスも101台半ばまで下げています。
今晩の雇用者数の基準改定値、週末のジャクソンホールを切り抜けるまでは、様子見気分の強い中、米ドルの上値の重い状況は続きそうです。

ドル円、145円台半ばドル全面安の中ドル円の上値も重い

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