ドル円、岸田首相総裁選不出馬表明受け146円台前半に急落 (8/14午前)

14日午前の東京市場でドル円はじり高後に急反落。

ドル円、岸田首相総裁選不出馬表明受け146円台前半に急落 (8/14午前)

ドル円、岸田首相総裁選不出馬表明受け146円台前半に急落

14日午前の東京市場でドル円はじり高後に急反落。朝方146.83レベルで取引の始まったドル円は、序盤もみ合った後、時間外の米長期金利の高止まり等見てじりじりと値を上げる展開となり、10時過ぎに高値147.19をつけました。しかし、岸田総理大臣が突然総裁選不出馬の意向を表明すると、次期総裁候補に複数の「円安修正論者」が含まれる可能性が高いこと等から急速に値を崩す展開となり、一時146.08の安値をつけた後、東京時間正午現在は146.46での取引です。

日経平均株価は、昨晩米主要株価指数が上昇したことを受け、序盤は買いが先行。上げ幅は一時400円を超えました。岸田総理の次期総裁選不出馬が伝わった直後、日経平均は上昇しましたが、円高進行、政局不透明感が嫌気され売りに転じ、上げ幅を全て吐き出して、77円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米長期金利の高止まりに、欧州序盤にかけドル円は147.95まで上昇しました。しかし、その後発表された米7月PPIが市場予想を下回ると、米長期金利の低下にドル円も値を崩し、ほぼ一方向で値を下げて、終盤146.60の安値をつけ、146.85で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨日21日移動平均線が200日移動平均線をデッドクロスしており、ドル買い地合いの悪化が懸念される状況。本日午前中の反落で前日安値を割り込んで、6営業日続いた安値の底上げも終了し、また12日月曜の高値148.22までで戻り高値の更新も止まっています。
今晩発表される、注目の米7月CPIが弱く出た場合には、ドル円も再度下値を試す素地が出来上がった形となっており、注意が必要です。

ドル円、岸田首相総裁選不出馬表明受け146円台前半に急落

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る