ドル円 テクニカル週報(2024年8月第2週)

直近の日足は前日足から上寄りのスタートとなりましたが、上値を追い切れずに反落し、陰線で終えています。

ドル円 テクニカル週報(2024年8月第2週)

上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態。

直近の日足は前日足から上寄りのスタートとなりましたが、上値を追い切れずに反落し、陰線で終えています。単体では下げエネルギーの強いものではなく、また、下値を切り上げる流れにありますが、一方で、
7/11に付けた161.76を直近高値として上値を急角度で切り下げる流れからは上抜けておらず、下値リスクがより高い状態に変わりありません。この日足の上値抵抗は151円台にあります。

上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態。

8/5に付けた141.69で一旦底打ち、反転の流れにありますが、152円台に乗せて終えるまでは下値リスクが後退せず、戻りは再び売られる可能性も高い状態です。また、145.50以下で終えた場合は再び下値リスクがやや高くなります。さらに144円を割り込んで終えた場合は140円方向への新たな下落リスクが生じます。
日足の上値抵抗は147.70-80,148.50-60,149.20-30,150.00-10に、下値抵抗は146.10-20,145.60-70,144.70-80,144.20-30にあります。21日、120日、200日移動平均線は152.44,154.40,151.51に位置しており、短・中期トレンドは“ドル弱気”の流れに入っています。

一方直近の週足を見ると、実体が小さく下ヒゲの長い、「タクリ足の陽線」で終えており、続落を食い止めています。下値トライに失敗した形となり、反転、上昇の流れに乗せる動きに繋げていますが、2022年3月に付けた114.65を基点とする中・長期的なサポートラインからは下抜けた位置で終えており、このトレンドラインが149.20-30に位置していることから、これを上抜けて越週するまでは上値トライに失敗するリスクにより警戒が必要です。
また149円台の抵抗を上抜けて越週した場合でも、7/10に付けた161.81を戻り高値として上値を急角度で切り下げる流れからは抜け出しておらず、この週足のレジスタンスラインの抵抗が151.80-90に位置していることから、152円台に乗せて越週するまでは、短期トレンドが大きく変化せず、下値リスクを残した状態です。また、144.10-20の抵抗を下抜けて越週した場合は、新たな下落トレンド入りが明らかとなり、2021年1月に付けた102.59を基点とする長期的なサポートラインが位置する136円方向への一段の下落リスクが生じます。

上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態。 2枚目の画像

ドル円週足

上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態。 3枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は148.80-90,149.20-30,150.40-50,151.80-90に、下値抵抗は
145.50-60,144.10-20,142.70-80,140.20-30にあります。31週、62週移動平均線は152.99と
149.26に位置しており、中期トレンドも“ドル弱気”の流れに入っています。
上値は、147.20-30に軽い抵抗が、147.60-70にやや強い抵抗が出来ていますが、これをクリアした場合は147.90-00,148.10-20,148.50-60,148.80-90,149.20-30にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。149.50超えで越週出来れば下値リスクがやや後退、可能性が低いと見ますが152円台に乗せて越週すれば、短期トレンドが変化して上値余地がさらに拡がり易くなります。但し、この場合でも155〜156円台は大きな壁となります。
下値は、146.10-20,145.60-70にやや強い抵抗が出来ており、これらを守り切れば上値トライの動きが継続しますが、145.50以下で終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、144.20-30の抵抗を下抜けて終えた場合や値動きの中で144.00割れを見た場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり
140円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る