ドル円 テクニカル週報(2024年8月第1週)

直近の日足は弱い米雇用統計の結果を受けて安値圏で引ける大陰線で終えています。

ドル円 テクニカル週報(2024年8月第1週)

“ドル弱気”。短期的には下値余地が限られる可能性も

直近の日足は弱い米雇用統計の結果を受けて安値圏で引ける大陰線で終えています。この陰線が2023年1月に付けた127.23を基点とする中・長期的なサポートラインが位置する148円台を割り込んで終えており、新たな下落リスクが点灯中ですが、直近4日間で既に8円を超える急落を見ており、オーバーシュートした可能性があります。中期トレンドに変化が生じているため、急反発にも繋がり難いと見ますが、短時間では“売られ過ぎ”の領域に入っていると見られます。
また、149円台を回復して終えれば、148円台の重要ポイントの下抜けが“ダマシ”となった可能性が生じます。しかしこの場合でも中期トレンドが“弱気”の流れに入っているため下値リスクを内包した状態にあり、短期トレンドも日足が152.50超えで終えない限り変化せず、下値リスクを残した状態です。
また、148円台を回復出来ずに越週した場合は、2021年1月に付けた102.59を基点とするサポートラインが位置する140円前後までの新たな下落リスクが点灯します。

“ドル弱気”。短期的には下値余地が限られる可能性も

日足の上値抵抗は147.70-80,148.40-50,149.20-30,149.80-90,150.50-60に、下値抵抗は
146.40-50,145.70-80,145.30-40,144.70-80,144.20-30にあります。
21日、120日、200日移動平均線は、155.98,154.59、151.82に位置しており、全てを大きく下抜けて
おり、短・中期トレンドは“ドル弱気”に変化しています。

一方直近の週足も値幅が9円近い大陰線となり、大幅続落して越週しました。この陰線が2022年1月に付けた127.23を基点とするサポートラインが位置する148.10-20を実体ベースで下抜けており、新たな下落リスクが点灯中ですが、オーバーシュートした可能性を残しており、週末までに148円台をしっかり回復できるかどうかが焦点となります。148円台を回復できずに越週した場合は、円全面安相場の始点となった2021年1月に付けた102.59を基点とする長期的なサポートラインが位置する140円前後がターゲットとなります。逆に148.50超えで越週した場合は、146円台までの下げがオーバーシュートであった可能性が高くなり、短期的な底打ち、反転の流れに繋がり易くなります。この場合でも中期トレンドが既に変化しており、154〜155円台が大きな壁となる可能性が高くなります。

“ドル弱気”。短期的には下値余地が限られる可能性も 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は150.50-60,151.90-00,153.10-20に、下値抵抗は146.40-50,
144.70-80,141.70-80にあります。
31週、62週移動平均線は152.93と149.16に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに入っています。

上値は、147.40-50に軽い抵抗が、147.70-80,148.00-10,148.40-50にやや強い抵抗が出来ていますが、全てクリアして148.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、149.20-30の抵抗を上抜けて終えた場合は、底打ち、反転の流れに入った可能性が高くなります。この場合でも中期トレンドが“弱気”の流れに入っていることから、上下動を繰り返しながら反発余地を模索する展開となりそうです。
153.10-20の抵抗を上抜けて終えれば日足の形状が改善しますが、161.95を直近高値として上値を急角度で切り下げる流れに変化なく、この週足の上値抵抗ポイントである154.50-60を上抜けて越週しない限り、下値リスクを残します。
下値は、146.40-50にやや強い抵抗が出来ていますが、これを下抜けた場合は、146.10-20,145.70-80,145.30-40,144.90-00,144.70-80,144.20-30にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。

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