下値リスクの高い状態続く。151.50割れで一段のドル下落へ
直近の日足は寄せ線に近い形の足で終えています。前日とは逆に上ヒゲがより長く、上値トライに失敗した形となったことから、週初は下値余地を探る動きが先行すると見られます。先週の急落時ですり抜けた152円台の抵抗の強さを確認する動きが強まると見ていますが、152.60-70,151.90-00にやや強い下値抵抗が出来ており、このレベルを守り切れるかどうかが焦点となります。
全て切り崩して151.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて、2023年1月に付けた127.23を基点とする中・長期的なサポートラインが位置する148円台をトライする動きが強まり易くなります。
日足の上値抵抗は154.00-10,154.60-70,155.20-30に、下値抵抗は152.60-70,151.90-00,151.50-60,150.50-60にあります。21日、120日移動平均線は158.55,154.57に位置しており、この下に入り込んだ状態にあり、短期トレンドは下値リスクが高い状態ですが、200日線が151.81に位置しており短期的な下値抵抗として働く可能性があります。
但し、日足、週足ともに形状が悪化しており、下値リスクにより警戒が必要です。
一方直近の週足は、値幅の大きい陰線引けとなり、大幅続落して終えています。上値を急角度で切り下げており、また、直近の大陰線が昨年12月に付けた140.25を基点として下値を切り上げて来たサポートラインを下抜けた位置で終えており、中期トレンドにも変化が生じ始めています。この陰線の下ヒゲがやや長く、下値トライにも失敗していますが、短期トレンドが変化して日が浅いことや、中期トレンドにも変化が生じ始めており、一段の下落リスクにより警戒が必要です。
148円台には2023年1月に付けた127.23を基点とする中・長期的なサポートラインが位置していますが、148台を割り込んで越週した場合は144〜145円方向への一段の下落リスクが生じます。逆に155円台を回復して終えれば下値リスクがやや後退、157.80超えで越週した場合は、前週の大陰線の値幅をしっかり切り返して底打ち、反転の流れに乗せた可能性が高くなり、160円超えをトライする動きが強まり易くなります。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は154.60-70,155.70-80,156.80-90に、下値抵抗は153.00-10,151.90-00,150.00-10,148.80-90にあります。
31週、62週移動平均線は152.75と149.06に位置しており、下値を支えていますが、148円を割り込んで越週した場合は中期トレンドも“弱気”に変化します。
上値は、154.10-20に軽い抵抗が、154.50〜154.70、155.00-10,155.20-30,155.70-80に強い抵抗がありますが、155円台を回復して終えれば、日足の形状が改善して下値リスクがやや後退、週足が155.80超えで越週した場合は、週足の形状も改善して上値余地を探る動きが強まり易くなります。
下値は、153.10-20,152.60-70にやや強い抵抗が出来ていますが、152.50割れを見た場合は152.10-20,151.90-00,151.50-60にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けた場合は、新たな下落リスクが生じて148〜150円台に散在する下値抵抗を切り崩す動きが強まり易くなります。
オーダー/ポジション状況
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