ドル円 高値から早7円超下落、しかし下げ止まらず(7/24夕)

東京市場はドルが続落。6月4日安値154.55円も割り込み、5月16日以来の安値まで達している。

ドル円 高値から早7円超下落、しかし下げ止まらず(7/24夕)

高値から早7円超下落、しかし下げ止まらず

〇ドル円、155円半ばで寄り付いたのち続落、154.35-40まで1円超える下落
〇6日続落した日経平均株価の動きも、リスク回避の円買いに繋がったか
〇5月安値151.86起点とした、フィボナッチ76.4%戻し154.25は辛うじて維持
〇下回ると100%戻しをターゲットにしたドル続落も
〇ドル高円安方向、155円半ばが最初の抵抗、しっかり超えれば156円前後がターゲット
〇ドル安円高方向、154.25-40めぐる攻防に注目、割り込むと153円台突入も
〇欧米時間のドル円予想レンジ:154.20-155.50

<< 東京市場の動き >>

東京市場はドルが続落。6月4日安値154.55円も割り込み、5月16日以来の安値まで達している。

ドル/円は155円半ばで寄り付いたのち、当初はドル買い先行。156円にワンタッチする局面も見られたが、高値追いはそこまで。以降は一転してドル安が進行する展開をたどり、結局154.35-40円まで1円を大きく超える下落となった。市場の一部からは6日続落となった日経平均株価の動きなども、リスク回避の円買いに繋がったとの見方が取り沙汰されていたようだ。16時現在、ドル/円は安値圏の154.55-60円で推移し、欧米市場を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは「米大統領選」と「重要国際会議」について。
前者は、次期大統領候補指名に突然浮上した米民主党のハリス副大統領だが、党内の重鎮や大物などのほか、金融市場関係者による「支持表明」もそこここで話題となっていた。たとえば、著名投資家のジョージ・ソロス氏はいち早くハリス支援を表明している。また、そんなハリス氏は世論調査における支持率でも高いレベルを維持しており、ロイターの調査ではなんと「トランプ氏を2ポイント上回った」と報じられていた。「もしトラ」どころか、一部からは「確トラ」などと言われ、圧倒的なトランプ氏の勝利が喧伝されてきたが、まだまだ予断を許さないようだ。

後者は、25-26日にブラジルで開催されるG20財務相・中銀総裁が注視されている。日本からは鈴木財務相などが参加する予定で、鈴木氏は「為替を含む論点について日本の立場をしっかり伝える」と述べ、過度な円安の動きへの懸念を一連の会議で表明する考えを示していた。一方、それとは別に注目を集めるのが、26日から始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議。日本からは上川外相が出席する見通しで、会議の合間を縫い、中国の王共産党政治局員兼外相らとの個別会談も調整しているという。続報や関連情報に注意を払いたい。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル円相場は、前述したとおり本日東京時間にドルがさらに続落。154.35-40円まで下落しており、これで高値161.96円からの下げは7円を超えた。わずかな可能性ながら残っていたドル高基調の継続リスクも、これで完全に雲散霧消した感がある。下げ足の速いところが幾分気にはなるが、リスクがドル安方向に高いことは間違いない。5月16日安値153.60円をターゲットにしたドル続落も。
月末に予定されている日米中銀による金融政策発表に注目だが、依然として意見の集約化は出来ていないようだ。たとえば日銀の政策について、自民党の茂木幹事長が先日、「金融正常化する方針をもっと明確にする必要がある」と述べたことで、再び早期利上げ思惑が浮上していた感があったものの、ブルームバーグのサーベイによると「来週日銀会合の利上げ予想は3割」に過ぎないという。米国も含め、実際の会合まで発表される指標や要人発言に一喜一憂する展開は続く可能性がある。また、それとは別に米大統領選に絡むニュースなども一応要注意。

テクニカルに見た場合、ドル/円はレンジを完全に下放れた感があり、リスクもドル安方向にバイアスかかる。移動平均では21日線に続き90日線も下回ってきたうえ、一目均衡表では先行帯の雲が薄くなるという状況下、上限だけでなく下限も一気に下抜けてきた。
しかし、過去に何度かレポートしている5月安値151.86円を起点とした上げ幅のフィボナッチ76.4%戻し154.25円は辛うじて維持している。そのレベルを下回ると100%戻し、つまり5月安値が薄っすら視界内に。

本日は米経済指標として、7月の製造業PMI速報や6月の新築住宅販売件数が発表される予定となっている。またボウマンFRB理事や、ダラス連銀総裁によるイベント開会挨拶なども注視されている。米国以外の要因では、カナダ中銀による政策金利の発表が場合によっては波乱要因に。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは154.20-155.50円。ドル高・円安方向は、今後抵抗として育つ公算が大きい155円半ばが最初の抵抗。しっかり超えれば、一目均衡表の雲の下限など複数ポイントが位置する156円前後がターゲットに。
対するドル安・円高方向は、東京安値や先のフィボナッチポイントにあたる154.25-40円をめぐる攻防に注目。割り込むと153円台突入も。

高値から早7円超下落、しかし下げ止まらず

ドル円日足



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