東京市場のドルは円全面高の地合い、153円台突入も視野に入る地合い
【本日の東京市場】
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、昨晩の海外時間で入った円売りポジションの解消の動きが続き円は主要通貨に対して全面高の地合いとなった。
昨晩の海外時間では、米6月中古住宅販売件数や7月リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回り、さらに、好調な2年債入札結果を受け、長期金利低下に伴いドル売りが優勢となった。また、日銀が次回7月の金融政策決定会合で、国債購入額減額と追加利上げなど政策正常化を実施するとの思惑が強まったことで、日米金利差縮小観測に円買いも強まった。
東京時間でも円買いの流れは続き155円台を割り込むと一気に154円37銭まで走る動きとなった。ドル・インデックスは104.2水準で横ばい。円だけが主要通貨に対して買われる展開となった。
ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:155円63銭
高値:156円00銭
安値:154円37銭
終値:154円63銭
ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:168円88銭
高値:169円21銭
安値:167円47銭
終値:167円82銭
豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:102円95銭
高値:103円11銭
安値:101円67銭
終値:101円97銭
ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:200円84銭
高値:201円19銭
安値:198円98銭
終値:199円40銭
日経平均(日本時間9時―15時)
始値:39336円74銭
高値:39643円27銭
安値:39096円50銭
終値:39154円85銭(前日比−439円54銭)
【本日の海外市場の重要指標】日本時間
17時00分、欧、7月ユーロ圏製造業PMI(速報値)、前回:45.8、市場予想:46.1
17時00分、欧、7月ユーロ圏サービス業PMI(速報値)、前回:52.8、市場予想:53.1
17時30分、英、7月製造業PMI(速報値)、前回:50.9、市場予想:51.2
17時30分、英、7月サービス業PMI(速報値)、前回:52.1、市場予想:52.6
21時00分、欧、レーンECBチーフエコノミストが討論会に出席
21時30分、米、6月卸売在庫(速報値)、前回:0.6%、市場予想:0.1%
22時45分、米、7月製造業PMI(速報値)、前回:51.6
22時45分、米、7月サービス業PMI(速報値)、前回:55.3
22時45分、米、7月コンポジットPMI(速報値)、前回:54.8
23時00分、米、6月新築住宅販売件数、前回:61.9万件、市場予想:65.0万件
23時30分、米、週次原油在庫、前回:487.0万バレル
29時05分、米、ボウマンFRB理事、ローガン・ダラス連銀総裁がイベント出席
FRBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)8月1日まで
※予定は変更することがございます。
【今晩の海外時間の見通し】
本日の海外時間では、引き続き投機筋による円売りポジションの解消が進み、153円台を試す展開を想定する。PMI発表のタイミングで円高が一服となる可能性はあるが、日足の一目均衡表の雲下限や100日移動平均線などを下回ったことから、円全面高の地合いは強いと考える。
時間外の米10年債利回りは4.23%台と目立った動きはなく、日本の長期金利の指標となる10年物国債利回りも1.07%とほぼ横ばい推移で、10年物日米国債利回りの差は3.1%水準と目に見えて日米金利差の縮小は観測されていない。ただ、日本の政治家による金融政策正常化の話が相次いだことで、日米金利差縮小が強く意識されて、投機筋の円売りポジションが進んでいる様子。
米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した7月16日時点の円売りポジションは、15万1072枚(以下、全て差引)と、過去2番目(07年6月、ネットで18万8077枚)の円売りポジション(18万4223枚)を記録した7月2日時点より3.3万枚減少した。16日のドル・円は158円水準だったことから、足元12−3万枚まで減少している可能性はある。ただ、今年1月の円売りポジションは5万枚台だったことから、ポジション調整はまだ続く可能性もある。
今晩の海外時間は、投機筋の円売りポジション解消継続を背景に、153円台突入の展開を想定する。上値メドは155円20銭、下値メドは153円80銭とする。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2024.11.22
ドル円見通し 21日夜からの反落で一時154円割る、日銀総裁は12月利上げの可能性排除せず(24/11/22)
ドル円は21日深夜には153.90円まで安値を切り下げた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.22
ドル円、下落後に反発するなど底堅い動き。上昇トレンドの継続を想定(11/22朝)
21日(木)のドル円相場は下落後に持ち直す展開。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.21
東京市場のドルは154円台後半で推移、今晩も要人発言で上下に動く可能性アリ(24/11/21)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りも上げ一服となったことでドルは一時154円台を付ける場面も見られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.07.25
ドル円、円キャリートレードの巻き戻しを背景に、約2カ月半ぶり安値圏へと大幅下落(7/25朝)
24日(水)のドル円相場は大幅下落。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.07.24
ドル円 高値から早7円超下落、しかし下げ止まらず(7/24夕)
東京市場はドルが続落。6月4日安値154.55円も割り込み、5月16日以来の安値まで達している。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。