下値リスクを残した状態。調整下げ終了の可能性も
直近の日足は小陽線で終え、小幅続伸して終えています。157.50超えで終えており、日足の形状はやや改善していますが、上値を急角度で切り下げて来た流れからは上抜け切れておらず、下値リスクを残した状態にあるので、週初の上値余地は限られたものとなりそうです。
一方で、前日の陽線が3手前の大陰線の値幅内に食い込んで続落を食い止めており、半値戻しを達成していることから、この日に付けた155.36で一旦底打ちした可能性が生じています。値動きの中で再び155.30-40の抵抗を下抜けるか、日足の終値が155.50以下とならない限り、下値余地も限られ易い状態です。
日足が158.40-50の抵抗を上抜けて終えれば3手前の大陰線の値幅を切り返して下値リスクがやや後退、159.40-50,160.30-40の抵抗を全てクリアして160.50超えで終えれば7/11の大陰線の値幅の半値戻しまで達して、“ドル強気”の流れに戻して上値余地が拡がり易くなります。
逆に、155.50以下で終えるか、155.30-40の抵抗を下抜けた場合は、調整下げ終了の可能性を打ち消して151円方向への新たな下落リスクが生じます。
日足の上値抵抗は、157.80-90,158.40-50,159.40-50,160.30-40に、下値抵抗は156.50-60,155.60-70,155.30-40,154.60-70にあります。
21日移動平均線は159.81に位置しており、この下に入り込んで短期トレンドは下値リスクがより高い状態ですが、120日、200日線は154.32と151.48に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていません。
一方直近の週足は、下ヒゲが長く実体の小さい陰線引けとなり、続落して越週しました。この陰線が下値トライに失敗した形となったことや、昨年12月に付けた140.25を基点とするサポートラインを上抜けた位置を保っており、調整下げが一巡して反発に転ずる可能性に繋げています。この週足の下値抵抗が今週は156.80-90に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難く、上値トライの動きに転ずる可能性を残した状態です。また、続落した場合でも156円を割り込んで越週するか、日足が155.50以下で終えない限り、“ダマシ”の範囲内となり反発に転ずる可能性を残します。
一方で上値も、2手前の大陰線が短期トレンドに変化を生じさせており、160円台に乗せて越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。また、この陰線の実体(寄り付き:160.64)を上抜けて越週するまでは、上値余地も拡がり難い状態です。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は158.20-30,159.80〜160.00,160.60-70に、下値抵抗は、156.80-90,155.80-90,154.60-70にあります。
31週、62週移動平均線は152.39と148.81に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
上値は、157.80-90,158.30〜158.50に強い抵抗が控えていますが、158.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、159.40-50,160.30-40,160.60-70の抵抗を全て上抜けて終えれば“ドル強気”の流れに戻して直近高値161.95超えをトライする動きへ。
下値は、先週末の値動きの中で157.20-30に軽い抵抗が、157.00-10にやや強い抵抗が出来ていますが、全て下抜けた場合は156.50-60,156.20-30,156.00-10,156.60-70の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。
155.50以下で終えるか、155.30-40の抵抗を下抜けた場合は、調整下げ終了の可能性を打ち消して、新たな下げトレンド入りとなり、150〜151円方向へのさらなる下落リスクが生じます。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.21
東京市場のドルは154円台後半で推移、今晩も要人発言で上下に動く可能性アリ(24/11/21)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りも上げ一服となったことでドルは一時154円台を付ける場面も見られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.21
ドル円 地政学リスクくすぶるも再びレンジの様相に(11/21夕)
東京市場は一転してドルが弱含み。とくに終盤下げ足を速めている。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.07.22
ドル円 思いのほかドル売り意欲強く再下落にも注意(7/22夕)
週明けの東京市場はドルが弱含み。とくに夕方、下げ足を速めると一段安の展開に。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:山中 康司
2024.07.22
ドル円 先週後半のレンジ内で上値が重い展開(週報7月第4週)
今年のドル高値は161.95レベルという見方が徐々に増えていきそうな流れになってきました。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。