3. ドル円乱高下、一時155円台前半に急落　(7/18午前)

ドル円乱高下、一時155円台前半に急落　(7/18午前)

18日午前の東京市場でドル円は156円を挟んでの荒い値動き。

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ドル円乱高下、一時155円台前半に急落　(7/18午前)

ドル円乱高下、一時155円台前半に急落

18日午前の東京市場でドル円は156円を挟んでの荒い値動き。朝方156.20レベルで取引の始まったドル円は、156円を試す動きとなり、8時過ぎに156円を下抜けるとストップロスを巻き込んで売りが加速、一時155.38の安値をつけました。しかし、時間外の米長期金利が反発基調となると値ごろ感からの買い戻しも入り急反発。急落前の水準を超え高値156.44をつけた後、東京時間正午現在は156.31での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場で、対中半導体規制強化報道を受け、ナスダック総合指数が2.7%を超える大幅安となったことで、本邦でも半導体関連銘柄が急落、日経平均全体を押し下げました。円安からの急激な戻しも嫌気され、下げ幅は一時900円を超えましたが、ドル円が買い戻されたこと等でやや戻し、819円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、日中から河野デジタル相が円の価値を高めるため日銀に政策金利引き上げを要求するなど、ドル円が軟調地合いとなっていたところ、欧州時間に入ってドル売りが加速、ドル円は156円台前半に急落しました。週末の狙撃を生き延びたことで、逆に大統領選の勝利が大きく近づいたとみられているトランプ前大統領が、ドル高円安を容認しない姿勢を示したことも、ドル円のセンチメントを大きく変えています。

その後はもみ合いとなったものの、米国時間にFRBのウォーラー理事が「利下げが可能となる地点に近づきつつある」などと発言したことがドルの重石となり、156.07まで下値を広げ、156.21で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、本日午前中の急落で、一時90日線（155.85付近上昇中）、一目均衡表の「雲」下限（155.49）を割り込みましたが、現在は回復しています。ただ、これらの水準を終値ベースでしっかり割り込んでくると、151.40付近の200日移動平均線までの下値余地が広がることから、海外時間の動向を要注視です。

ドル円乱高下、一時155円台前半に急落

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