ドル円 東京夕方から下げ足速める、下値余地が拡大か(7/17夕)

東京市場はドルが弱含み。とくに夕方に掛け下げ足を速めると、前日に割り込めなかった158円を下回っている。

ドル円 東京夕方から下げ足速める、下値余地が拡大か(7/17夕)

東京夕方から下げ足速める、下値余地が拡大か

〇本日のドル円、当初158.30-65レンジで推移するも夕方から下げ158円割れ、そのまま157.70台へ
〇基本的には次の材料を勘案しつつ、157-160円または157-159円レンジ内での一進一退が予想される
〇しかし直近安値の157.15もしくは157円を下回ると、ドルの続落リスクが高まる可能性も
〇欧米時間のドル円予想レンジは156.40-157.90、ドル高円安方向は158円レベルが最初の抵抗
〇ドル安円高方向は、7/15安値157.15や157円をめぐる攻防にまずは注目

<< 東京市場の動き >>

東京市場はドルが弱含み。とくに夕方に掛け下げ足を速めると、前日に割り込めなかった158円を下回っている。

ドル/円は158.35円前後で寄り付いたのち、当初はドルの強保ち合い。158.30-65円といったレンジ取引をたどっていた。しかし、底割れすると158円割れも記録し、そのまま日中安値の157.70円台へ。1円近い下げをたどったことで取り敢えず下げ止まるも、すでに上値は重い。158円前後で上げ渋り様相を呈するなか、16時現在では157.80円前後で推移、欧米市場を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは「為替介入など」と「米大統領選」について。
前者は、「完全な答え合わせ」ではないものの、日銀の公表した当座預金残高見通しを参考に11日のNY時間に「3兆円超の円買い介入が行われた」ことが確実視されるなか、同じデータをもとに翌12日にも日銀は「2兆円規模の円買い介入を実施した」−−ことが改めて確認された。事実とすれば、2日間で5兆円を超える規模の円買い介入が実施されていた計算だ。そうした実弾介入について、当の財務省などはノーコメントとの立場。市場が疑心暗鬼に陥るなか、本日東京時間にブルームバーグは、河野デジタル相が「円は安過ぎる。価値を戻す必要がある」と述べたうえで、「政策金利を引き上げるよう日本銀行に求める」考えを示したと報じていた。

後者は、今年11月に実施される米大統領選におけるトランプ氏の返り咲き観測が日に日に強まるなか、発せられる関係者コメントなどが金融市場で連日話題に。たとえば、トランプ氏に副大統領候補として名前を挙げられたバンス上院議員は「トランプ氏が勝利を収めればロシアと対話を実現」、「米国にとって中国が最大の脅威だと指摘した」と報じられていた。一方、トランプ氏自身は複数メディアに対し、「パウエルFRB議長の任期満了前に解任を目指さない」、「FRBに対し、選挙前の利下げを行わないよう求める」考えを示したという。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル円相場は前述したように、東京時間夕方に158円を割り込んできていることがやや気になるものの、基本的には157-160円、あるいは157-159円といったレンジを形成しているようだ。次の材料などを勘案しつつ、このあとも上記レンジ内での一進一退が予想されるが、直近安値の157.15円もしくは157円を下回ると、基調に変化が生じることもあり得る。ドルの続落リスクが高まる可能性もある。
市場は月内に予定されている日米中銀会合、そしてそこで決定される金融政策を注視している。当初から「利上げに踏み切る」といった見方が有力視されていた日本はともかく、昨日報じたようにGSエコノミストらから「7月利下げ説」が取り沙汰されはじめた米金融政策の行方に要注意だ。一方、先日の狙撃事件から九死に一生を得たトランプ氏だが、それとは別に「米情報当局がイランによるトランプ氏暗殺計画を入手していた」などと伝えられている。11月の大統領選まで、まだまだ予断を許さないだろう。

テクニカルに見た場合、ドル/円は本日東京夕方に掛け、下値を拡大させている。テクニカルサポートにもある157円は維持しているものの、予想よりも下げに勢いがうかがえる。157円、そして5月安値151.86円を起点とした上げ幅の半値押しに当たる156.90円を下回ると、下値余地が拡大しかねないだろう。ちなみに、後者の61.8%押しは155.70-75円で、思いのほか深押しが入る可能性もありそうだ。

本日は米経済指標として、6月の住宅着工件数や同鉱工業生産、同設備稼働率などが発表される予定となっている。ベージュブックの公表も実施される予定だ。また米通貨当局者による講演なども幾つか予定されており、重ねて注意を払いたい。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは156.40-157.90円。ドル高・円安方向は、158円レベルが最初の抵抗で、上抜けると昨日高値158.85円がターゲットに。
対するドル安・円高方向は、15日安値の157.15円や157円をめぐる攻防にまずは注目。底堅いイメージを持ってはいるものの、底割れすると156円台に強いサポートが見当たらないことは若干気掛かり。

東京夕方から下げ足速める、下値余地が拡大か

ドル円日足


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