ドル円161円台に反発、日経平均株価高値更新につれ (7/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は急反発。

ドル円161円台に反発、日経平均株価高値更新につれ (7/9午前)

ドル円161円台に反発、日経平均株価高値更新につれ

9日午前の東京市場でドル円は急反発。朝方160.83レベルで取引の始まったドル円は、早朝一旦160.73まで沈んだものの、日経平均が、高寄りした後急上昇し、取引時間中の史上最高値を更新した動きにつれ高となりました。ドル円は11時過ぎに161.13の高値をつけ、昨晩海外高値をわずかに更新した後やや戻し、東京時間正午現在は161.00での取引です。

日経平均株価は、前日の米市場でS&P500指数が終値での史上最高値を更新したほか、エヌビディア株が反発した流れを受け、買いが先行。半導体関連銘柄を中心に幅広い銘柄が買われ3営業日連続で取引時間中の最高値を更新、606円の大幅高の41,386.80で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では序盤は米長期金利が上昇して、ドル円も欧州時間に高値161.12をつけました。しかし、その後米長期金利が低下に転じた事、NY連銀の消費者期待調査で、1年先のインフレ期待が2か月連続で低下、米インフレ鎮静化の傾向を裏付けた事等で一時160円台半ばに急反落。終盤はやや戻し、160.83で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、本日転換線(161.10)を割り込みつつあり、ドル買いに一服感が出ています。このまま転換線レベルを回復できずに終わると、159.57付近を上昇中の21日移動平均線レベルまで下値余地が広がります。

最近の米インフレ指標の上昇鈍化等から、注目の集まる今晩のパウエルFRB議長の議会証言では、インフレ鎮静化への確信を強める発言が予想され、ある程度織り込まれているとは思われるものの、内容次第では一段のドル売りが生じる可能性があり、今晩ドル円は、やや下方向のリスクが高そうです。

ドル円161円台に反発、日経平均株価高値更新につれ

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