3. ドル円　テクニカル週報（2024年7月第2週）

ドル円　テクニカル週報（2024年7月第2週）

日足は久し振りに2手連続して陰線が出ています。

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ドル円　テクニカル週報（2024年7月第2週）

“ドル強気”の流れは変わらず。159.30以下で終えた場合は下値リスクが点灯

日足は久し振りに2手連続して陰線が出ています。直近の陰線が6/12に付けた155.72を基点として下値を急角度で切り上げて来た流れから下抜けた位置で終えており、日足の形状が若干悪化していますが、6/4に付けた154.55を基点とする短期的なサポートラインが159.30-40に位置しており、これを下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。
また、これを下抜けて終えた場合でも、5/3に付けた151.87を基点とするサポートラインが157.30-40に、昨年12月に付けた140.25を基点とするやや中期的なサポートラインが156.10-20に位置しており、全て下抜けて終えない限り、短期トレンドは大きく変化しません。

“ドル強気”の流れは変わらず。159.30以下で終えた場合は下値リスクが点灯

一方上値は、先週の値動きの中で161.80-90にやや強い抵抗が出来ていますが、これを上抜け、161.90超えで終えれば、浅い調整下げを終えて再び上値トライの動きが強まり易くなります。日足の上値抵抗は161.40-50，161.80-90，162.30-40，163.10-20に、下値抵抗は160.30-40，159.70-80，159.30-40，158.20-30にあります。
21日、120日、200日移動平均線は159.18、153.39，150.99に位置しており、短・中期トレンドをサポート中ですが、159.30以下で終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値余地がもう一段拡がり易くなります。

一方直近の週足は上ヒゲがやや長く、実体の小さい陰線引けとなり、上昇一服となりました。上値トライに失敗した形となり、上値の重い感がありますが、下げエネルギーの強いものではなく、週足の形状も悪化していません。軽いガス抜きを済ませて再び上値トライに転ずる可能性を残しています。
但し、158.20-30に週足ベースで見た強い横サポートがありますが、158円を割り込んで越週した場合は3月に付けた146.48を基点とするサポートラインを下抜けて下値リスクが点灯します。
可能性が低いと見ますが、155.50-60の抵抗を下抜けて越週した場合は、昨年12月に付けた140.25を基点とするサポートラインを下抜けて、短期トレンドが“ドル弱気”に変化します。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は、161.80-90，162.50-60，163.10-20，164.00-10に、下値抵抗は、159.80-90，158.20-30，157.20-30，155.50-60にあります。31週、62週移動平均線は151.47と148.08に位置しており、中期トレンドをサポート中です。　　

“ドル強気”の流れは変わらず。159.30以下で終えた場合は下値リスクが点灯 2枚目の画像

上値は、先週末の値動きの中で161.20-30に軽い抵抗が、161.40-50，161.80-90にやや強い抵抗が出来ていますが、全てクリアした場合は162.00-10，162.30-40，162.70-80，163.10-20，163.40-50にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、160.30-40，159.70-80，159.30-40に強い抵抗がありますが、全て下向けて終えた場合は、5/3に付けた151.87を起点として下値を切り上げて来た流れに変化が生じて下値リスクがやや高くなります。この場合は157〜158円台の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。
可能性がまだ低いと見ますが、156.10-20の抵抗を下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが点灯、155.50-60の抵抗を割り込んで越週した場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して151〜152円方向への新たな下落リスクが生じます。

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