ドル円上昇一服、一時161円台前半に急落 (7/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は小幅反落。

ドル円上昇一服、一時161円台前半に急落 (7/4午前)

ドル円上昇一服、一時161円台前半に急落

4日午前の東京市場でドル円は小幅反落。朝方161.69レベルで取引の始まったドル円は、序盤もみ合った後、実需とみられるドル売りに公表仲値決定前後に161.14まで急落。その後はやや戻し、東京時間正午現在は161.43での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場でナスダック総合指数が上昇したことから、半導体関連銘柄等を中心に序盤から買いが先行。円安基調継続も好感され序盤の上げ幅は200円を超えました。その後は利食い売りも出て、86円高で午前の取引を終了しています。
尚、TOPIX(東証株価指数)は、午前中、34年半ぶりに取引時間中の史上最高値を更新しています。

昨晩海外市場では、発表されたADP雇用統計、新規失業保険申請件数、製造業受注、ISM非製造業景況指数等の米指標が、軒並み弱く、深夜にかけて米長期金利が急低下。欧州時間に161.95まで上げて上値を試していたドル円も、一時160.78まで急落しました。しかし、161円割れ水準でのドル円の押し目買い意欲は強く、ドルそのものの強さを示すドルインデックスの戻りは半値程度に限られる中で、ドル円は8割弱を戻して161.71で東京時間につなぎ、円の弱さを際立たせた形となっています

テクニカルにはドル円は、引き続き強いドル買い地合いが続いていますが、昨晩は節目の162円トライに失敗。引き続き対円でのドル買い意欲は強いものの、162円が一旦壁になるのか、本日米国休場(独立記念日)の薄い市場の中での、今晩の動向が注目されます。 

ドル円上昇一服、一時161円台前半に急落

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