ドル円 テクニカル週報(2024年6月第3週)

直近の日足は上ヒゲが長く実体の小さい陽線引けとなり、上値トライに失敗した形で終えています。

ドル円 テクニカル週報(2024年6月第3週)

上値余地を探る動き。155.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯。

直近の日足は上ヒゲが長く実体の小さい陽線引けとなり、上値トライに失敗した形で終えていますが、下値を切り上げる流れを維持していることや、157.10-20、156.70-80にやや強い下値抵抗が出来ており、これらを支えとして再度158円超えトライの可能性に繋げています。

上値余地を探る動き。155.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯。

158.20-30、158.50-60に強い上値抵抗がありますが、全てクリアして158.50超えで終えた場合は、強い抵抗を上抜けた反動で4月に付けた160円台をトライする動きへ。逆に156.70-80の抵抗を下抜け、さらに155.70-80の抵抗も下抜けて終えた場合は、今年3月に付けた146.48を基点とするサポートラインを下抜けて、下値リスクが高くなり、154〜155円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。

可能性が低いと見ますが、154円を割り込んで終えた場合は昨年12月に付けた140.25を基点とするやや中期的なサポートラインも下抜けて、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して150円方向への一段の下落に繋がり易くなります。

日足の上値抵抗は158.20-30,158.50-60,159.30-40,159.80-90に、下値抵抗は157.10-20,156.70-80,156.10-20,155.70-80にあります。21日、120日、200日移動平均線は、156.63,151.53,150.10に位置しており、短・中期トレンドは“ドル強気”の流れにあります。

一方直近の週足を見ると、実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線引けとなり、続落を食い止めています。下値トライには失敗したものの、158.20-30の週足の上値抵抗にもぶつかっており、これを実体ベースでしっかり上抜けて越週するか、日足が158.50-60の抵抗を上抜けて終えるまでは、大幅続伸にも繋がり難い状態です。一方で、中期トレンドが強い状態を維持しており、下値を着実に切り上げる流れに変わりないことから、深い押しにも繋がり難いと見られます。

今年3月に付けた146.48を基点とするサポートラインが155.70-80に位置していますが、これを割り込んで越週した場合は下値リスクが点灯、昨年12月に付けた140.25を基点とするサポートラインが今週は154.50-60に位置していますが、これを割り込んで越週するか、日足が154円割れで終えた場合はトレンドが変化して150円方向への新たな下落リスクが生じます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は158.20-30,159.30-40,160.10-20に、下値抵抗は157.20-30,156.80-90,155.70-80,154.50-60にあります。31週、62週移動平均線は150.33と146.84に位置しており、中期トレンドをサポートしています。

上値余地を探る動き。155.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯。 2枚目の画像

上値は、157.60-70に軽い抵抗が、157.90-00,158.20-30,158.50-60に強い抵抗がありますが、全てクリアして158.50超えで終えれば上値余地がさらに拡がり易くなり、158.80-90,159.30-40,159.60-70,160.10-20にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、157.10-20,156.70-80にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、156.50割れを見た場合は156.10-20,155.70-80にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。
155.70を割り込んで終えた場合は下値余地がもう一段拡がり易くなり、154〜155円台の足元を固め直す動きへ。下値抵抗は155.30-40,155.00-10,154.60-70,154.30-40,154.00-10にあります。
可能性が低いと見ますが。154円割れで終えた場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して150円トライの動きが強まり易くなります。

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