ユーロ円 テクニカル週報(2024年6月第3週)

直近の日足は実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなり、上下の攻めに失敗した形となりました。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年6月第3週)

下値リスクがやや高い状態。

直近の日足は実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなり、上下の攻めに失敗した形となりました。上値を切り下げる流れにあり、短期的には下値リスクがより高い状態です。
一方で、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げる流れには変化が認められず、調整的な下げの範囲内に留まっています。この日足のサポートラインは167.00近辺に位置していますが、これを割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなり、165〜166円台にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。
この場合でも2023年3月に付けた138.83を基点とする中・長期的なサポートラインが164円近辺に位置しており、164円をしっかり下抜けて終えない限り、深い押しにも繋がり難いと見られます。
また、下値を攻めきれずに170円台に戻して引けた場合は調整下げが一巡した可能性が点灯、170.60-70の抵抗を上抜けて終えた場合は“強気”に変化して4月に付けた171.59をトライする動きが強まり易くなります。

下値リスクがやや高い状態。

日足の上値抵抗は169.00-10,169.50-60,170.00-10,170.60-70に、下値抵抗は168.00±10銭、167.30-40,167.00-10,166.00-10にあります。21日移動平均線は169.57に位置しており、この下に入り込んで下値リスクがやや高い状態ですが、120日、200日線は163.95銭、161.90に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりありません。

一方直近の週足を見ると、実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなり、続落して越週しました。上下の攻めに失敗した形ですが、前週が陰線であったため下値リスクがより高い状態です。
一方で昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げる流れを守っており、この週足のサポートラインが167.50-60に位置しており、これを守り切って反転の可能性を残しています。167.50を割り込んで越週した場合は、新たな下落リスクが点灯して、週足の横サポートである、165.80〜166.00をトライする動きが強まり易くなります。
この場合でも、昨年3月に付けた138.83を基点とする中・長期的なサポートラインが164.00-10に位置しており、164円を割り込んで越週しない限り、トレンドは大きく変化しません。
また、170.20超えで越週した場合は、調整下げ終了の可能性が点灯、170.60-70の抵抗を上抜けて越週した場合は、“ユーロ強気”の流れに戻して上値余地がさらに拡がり易くなります。

下値リスクがやや高い状態。 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は170.10-20,170.60-70,171.50-60に、下値抵抗は167.50-60,165.80〜166.00,164.00-10にあります。31週、62週移動平均線は162.89と158.99に位置しており、中期トレンドをサポート中です。

上値は、168.90-00に軽い抵抗が、169.50-60,170.10-20に強い抵抗がありますが、全て上抜けて終えれば下値リスクがやや後退、170.60-70の抵抗を上抜けて終えた場合は、“ユーロ強気”の流れに戻して直近高値171.59を上抜けられるかどうかトライする動きへ。
下値は、168.00-10,167.70-80,167.50-60,167.20-30、167.00-10に強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが生じて166円台の足元の強さを確認する動きへ。可能性が低いと見ますが、164円を割り込んで終えた場合は、“ユーロ弱気”に変化して160円方向への一段の下落に繋がり易くなります。

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