ドル円 ECB理事会に注目、ドル/円は底堅そう(6/6夕)

東京市場は「行って来い」。一時ドル安・円高が進行するも、そののち大きく買い戻された。

ドル円 ECB理事会に注目、ドル/円は底堅そう(6/6夕)

ECB理事会に注目、ドル/円は底堅そう

〇本日のドル円、155.35-40まで大きく値を崩すも、下げ止まると徐々に買戻し優勢に
〇寄り付きの156.10台へと全戻しを達成し、16時現在も同レベルを維持
〇日銀の国債購入減額報道を受け、市場では政策変更期待が再燃、円買い要因に
〇中村日銀委員や日銀総裁発言、東京終盤に掛けてのドル買い・円売りに繋がる
〇本日ECB理事会は0.25%の利下げ予想、来月も利下げに踏み切るかに注目集まる
〇明日米雇用統計の発表を控え、本日も米指標を受けた荒っぽい変動に要注意
〇ドル高・円安方向、昨日高値などにあたる156円半ばが最初の抵抗
〇ドル安・円高方向、目先のサポートになりつつある155円後半の攻防にまずは注目
〇欧米時間のドル円予想レンジ:155.60-156.70

<< 東京市場の動き >>

東京市場は「行って来い」。一時ドル安・円高が進行するも、そののち大きく買い戻された。

ドル/円は156.10円レベルで寄り付いたのち、ドルは下値を試す展開。155.35-40円まで、なかなか大きく値を崩した。しかし、下げ止まると徐々に買戻しが優勢となり、とくに終盤に掛けては上げ幅を拡大。156.10円台へと全戻しを達成し、16時現在ではそのままのレベルをキープ、欧米市場を迎えている。

一方、材料的に注視されていたものは「日銀金融政策」と「米金利政策」について。
前者は、ブルームバーグが13-14日に開催される日銀会合で「国債購入減額を具体的な方針を示すことの是非を含めて議論する可能性が大きい」などと報じたこともあり、市場では政策変更期待が再燃。為替市場では円買い要因に。しかし、本日東京時間には中村日銀委員から「25年度以降は消費低迷や賃上げ沈静化で物価の伸びが2%届かない可能性もある」、「いまのタイミングでの利上げはちょっと早いと思う」との発言が聞かれたうえ、植田総裁も「インフレ予想も2%近辺で安定的推移が必要」などと述べていたようだ。いずれにしても、日銀サイドは依然として慎重な姿勢を崩しておらず、東京終盤に掛けてのドル買い・円売りに繋がっていた。

対して後者は、昨日発表された米経済指標について好悪が混在。5月のADP雇用統計は予想よりも悪化した反面、同ISM非製造業総合景況指数は逆に改善傾向を示す内容となった。そんな米指標を受けて為替市場も右往左往する展開をたどり、腰が定まらない。週末の米雇用統計に向け、本日も発表される米経済指標に一喜一憂することが予想されている。なお、そうしたなかカナダ中銀はG7諸国のなかで初めて利下げを実施。0.25%の利下げを行うと同時に、追加利下げも示唆していた。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル/円は4日に154.55円まで下押しが入るも、そののち156円半ばと約2円の戻りを達成。レベル的にも戻り高値156円半ばは4日高値と同じ水準で、つまり2日も経たずに全戻しを記録してきたことになる。一連のドル安進行過程を否定した格好と言えるかもしれず、上値は確かに重いが、下値も積極的には売りにくそうだ。明日の米雇用統計発表をにらみつつだが、ドルは基本的に底堅い値動きをたどる公算が大きい。

ともに来週予定されている日米中銀会合への関心が高く、様々な思惑が飛び交っている。ただ、日本については取り敢えず「政策変更に慎重」というスタンスが今回も有力視されている反面、米国については発表される経済指標をめぐり依然として右往左往する展開だ。本日そして明日も発表される指標内容次第では依然として波乱含み。そうしたなか、本日はECB理事会の結果発表が予定されており、市場の大勢は「0.25%利下げ」を予想しているようだ。ただ、6月に続き7月の利下げに踏み切るか否かでは見解が分かれており、そのあたりの判断をとくに注視している向きがある。

テクニカルに見た場合、ドル/円は往復2円となかなか激しい変動を経たのち、足もとは156円台で推移。再び上値をトライするといった強気な見方をする向きもあるようだが、時間足などからすると短期的には156円半ばはなかなか強い抵抗か。しっかり超えていくには、いま少し時間が必要だろう。
他方、ドルのサポートは昨日日足が辛うじて上回るなか、今後緩やかな下降をたどると予想される一目均衡表の先行帯の雲の上限となる。割り込むと、本日東京安値155.35-40円を目指しそうだ。

本日は米経済指標として、5月のチャレンジャーレイオフ調査や週間ベースの新規失業保険申請件数などが発表される予定となっている。先で取り上げたように、昨日発表された米雇用指標、ADP雇用統計は悪化していただけに、果たして本日はどうなるのか。明日米雇用統計の発表が控えているなか、本日も指標を受けた荒っぽい変動には要注意だ。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは155.60-156.70円。ドル高・円安方向は昨日高値などにあたる156円半ばが最初の抵抗。超えると157円に接近する局面も。
対するドル安・円高方向は、目先のサポートになりつつある155円後半の攻防にまずは注目。下回ると東京安値155.35-40円がターゲットに。

ECB理事会に注目、ドル/円は底堅そう

ドル円日足



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