ドル円 方向性欠くレンジ取引をいま少し継続か(5/28夕)

東京市場はレンジ取引。156円台後半の一進一退で方向性は乏しい。

ドル円 方向性欠くレンジ取引をいま少し継続か(5/28夕)

方向性欠くレンジ取引をいま少し継続か

〇東京時間のドル円、156.60-95といった35ポイント程度のレンジ内で一進一退
〇ドル円のリスクは依然ドル高方向と考えられるが、上値も重く短期的にはやや方向性を欠いているか
〇157.19を超えれば158円が次の抵抗となるが、しばらくは156円台中心の底堅い値動きが続く可能性
〇本日発表の5月消費者信頼感指数やダラス連銀製造業活動指数、休場明けとなるNY勢の動意に注意
〇欧米時間のドル円予想レンジは156.40-157.30、ドル高・円安方向は先週高値157.19が最初の抵抗
〇ドル安・円高方向は、156.60台の攻防にまずは注目

<< 東京市場の動き >>

東京市場はレンジ取引。156円台後半の一進一退で方向性は乏しい。

ドル/円は156.85円レベルで寄り付いたものの、基本的にはレンジ取引。156.60-95円といった35ポイント程度のレンジ内で一進一退をたどっている。途中、鈴木財務相から「いまの時点は円安のもたらすマイナス面が強く懸念される」との口先介入が観測されるも、ほぼ効果は無し。16時現在では156.85-90円で推移し、欧米市場を迎えていた。

一方、材料的に注視されていたものは「北朝鮮情勢」と「ロシア情勢」について。
前者は、海上保安庁が、北朝鮮から「人工衛星」を27日午前0時から6月4日午前0時までのあいだに発射するとの通告を受けたことを明らかにするなか、早速その初日に北朝鮮が「人工衛星」を打ち上げたようだ。沖縄県ではJアラートも発令されている。しかし結果は失敗。実際、北朝鮮の実質公共メディアである朝鮮中央通信自身が「衛星発射に失敗」と伝えていた。とは言え、まだ先に記した打ち上げの期間内であり、二の矢三の矢が放たれることを警戒する声もある。

対して後者は、これまで西側諸国が提供した兵器について、「防衛目的のみ使用可能」としていたものを、米国務省は「非米製兵器」であればロシア領の攻撃容認を示したことが思惑を呼ぶ。また、NATO事務総長もインタビューで、「同盟国はウクライナに供与した武器の使用制限を解除するかどうかを検討する時期に来ている」と述べたとされていた。これに対して、ロシアは当然反発。同国大統領府が一連の発言に不快感を示すとともに、「ロシアと直接対決していることは明らかだ」などと報復を示唆していた。続報などに注意を払いたい。

<< 欧米市場の見通し >>

ドル/円相場の基本的なリスクは、依然としてドル高方向に高いと予想するが、上値も重く短期的にはやや方向性を欠いているようだ。先週高値157.19円を超えれば158円が次の抵抗となるものの、一朝一夕に到達するとも思われない。156円台を中心にした底堅い値動きがいましばらく続く可能性もある。
日米金融政策への関心が引き続き高いなか、今週も発表される米経済指標や要人発言に一喜一憂する展開か。そうした意味では、本日NY時間に発表される5月の消費者信頼感指数などに注意を払いたい。また、157円前後というレベル的には日本の当局による円買い介入も警戒されるが、ここ最近の相場は落ち着いており「変動」という観点からすると、現状ではむしろ介入を予想しにくいようにも思われる。

テクニカルに見た場合、ドル/円はすでに3日ほど157円挟みの一進一退。強保ち合いと言ってよく、ドルは底堅いが上値も重い状況だ。次の一手、上下どちらに放れるのかが注視されている。
なお、前述したように基本的なリスクはドル高と考えているものの、若干気になるのは移動平均の21日線。155.70円台まで順調な右肩上がりをたどってきたが、このあとは緩やかな下降に転じる可能性が取り沙汰されている。日足ベースのドルが連れ安となる展開もあるか。

本日は米経済指標として、5月の消費者信頼感指数や同ダラス連銀製造業活動指数などが発表されるほか、クックFRB理事など当局者による講演もある。休場明けとなるNY勢の動意ともに注意しておきたいところだ。

そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは156.40-157.30円。ドル高・円安方向は引き続き先週高値の157.19円が最初の抵抗。超えれば明確な上値メドは158円台だが、一応157円半ばが次のメドに。
対するドル安・円高方向は、昨日そして本日東京でも下げ止まった156.60円台の攻防にまずは注目か。下回っても大崩れは予想しにくいが、それでも156円を割り込む可能性はある。

方向性欠くレンジ取引をいま少し継続か

ドル円日足


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