ドル円156円台後半、上昇一服で軟調推移
28日午前の東京市場で、ドル円は小幅反落。朝方156.88レベルで取引の始まったドル円は、序盤156.95まで上伸する場面もありましたが、157円にはとどかず失速。仲値公表にかけて再度強含んだものの10時以降は急反落し、156.69の安値をつけた後、東京時間正午現在は156.73での取引です。尚、午前中本邦10年国債利回りが一時12年ぶりの高水準となる1.035%をつけていますが、為替市場への影響は限定的でした。
日経平均株価は、新規材料難の中、業種によりまちまちの動きとなりました。電機、運輸、金融等が買われた一方で、値がさの半導体関連株が売られた他、円長期金利の上昇も重石となり、指数全体が押し下げられ、116円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、英米休場で債券・株式市場は休場、ドル円も流動性が低下する中で、156.71-96の狭いレンジで方向感なく推移。終盤はレンジ内高めの156.92で、東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、引き続き日足の主要テクニカルポイントの上方で推移。ただ、4/29高値からの下落の61.8%戻し157.00を5/23にクリアして以降は、上昇一服感が出ていて、連日上値を切り下げる動きとなっています。市場は31日に公表される、FRBが最も重視する指標の一つ4月の米PCEコア価格指数の発表を控え様子見気分が強くなっています。今のところ市場予想は前回から横ばいですが、上下どちらにブレても、米金利、為替市場にストレートに影響が出そうなため、警戒感が広がっています。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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