ドル円155円台後半、米金利の反発と根強い押し目買い意欲に戻り継続
17日午前の東京市場でドル円は横ばい後に急伸。朝方155.39レベルで取引の始まったドル円は、序盤は155.40付近で小動きとなりましたが、その後はじりじりと値を上げて155円台後半に上昇、10時過ぎに公表された日銀の国債買い入れオペの金額が据え置かれると、円売りが強まり、一時155.93の仲値をつけた後、東京時間正午現在は155.88で取引されています。
日経平均株価は、昨晩米長期金利の上昇に伴い、米主要株価指数が軒並みマイナスとなったことを受けて、売りが先行、下げ幅は一時300円を超えました。しかしその後は円安が再び進んでいることを好感しての買いも入り、138円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では発表された、米経済指標がまちまちな結果となる中で、FRB関係者の利下げ慎重姿勢を示す発言が相次ぎ、米長期金利は緩やかに上昇。ドル円も米国時間に一時155.55まで反発し、155.39で東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、昨晩からの上昇で、転換線、21日移動平均線等を回復、ドル買い地合いが戻りつつあります。ドル円の押し目買い意欲は引き続き強く、基準線の位置する156円付近を抜けると本格的にドル買い地合いに戻ることとなります。この水準での当局介入は難しいと考えられることから、材料の乏しい本日、このまま勢いで156円乗せを試す可能性は十分にあり、午後以降の動きに注目です。
ドル円日足
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