ドル円、147円台半ばから後半で方向感に欠ける動き
14日午前の東京市場でドル円は横ばい後に強含む展開。朝方147.76レベルで取引の始まったドル円は、序盤は新規材料難と本日海外時間の米2月小売売上高、生産者物価指数の発表を控えての様子見とで147.53-76の狭いレンジでの取引となりましたが、日経平均株価が下げ幅を縮小するとじり高に転じ、東京時間正午現在は147.90での取引です。
日経平均株価は、昨晩米市場で半導体関連株等が大きく売られた流れを受け、売りが先行。序盤はもみ合いながら、前日終値から300円安近くまで値を下げました。しかし、エネルギー、ガス、電力等の株を中心に買いが入り下げ幅を縮小。70円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、米長期金利の上昇にドル円は欧州序盤に148.05まで上昇しましたが、148円台は売られて失速。その後は、日経新聞電子版が、「今月の日銀政策決定会合でマイナス金利政策解除が議論されるが、日銀内では容認論が広がっている」と報じたこと等で深夜過ぎに147.46まで急落する場面もありましたが、米長期金利高止まりを背景に持ち直し、147円台後半で東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、90日移動平均線の上で推移、短期の三角持ち合いの様相となっています。
市場は今晩発表の、米2月小売売上高と生産者物価指数の発表待ち。発表時間までは引き続き147円台での方向感の定まらない動きが続きそうです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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