ドル円149円割れ、日銀政策修正観測強まる (3/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は急落後に小幅反発。

ドル円149円割れ、日銀政策修正観測強まる (3/7午前)

ドル円149円割れ、日銀政策修正観測強まる

7日午前の東京市場でドル円は急落後に小幅反発。朝方、149.37レベルで取引の始まったドル円は、朝方発表された本邦毎月勤労統計の現金給与総額や、実質賃金総額の予想比上振れ等を受け下落。日銀中川審議委員が講演で「企業の賃金設定姿勢に明確な変化の兆しがみられる」等前向きな発言をしたことも、日銀のゼロ金利政策解除等政策変更への思惑を再燃させ、149円割れを示現しました。ドル円は一時148.56まで下げて、東京時間正午現在は148.75での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が堅調推移した流れをうけ、買いが先行。上げ幅は一時300円を超えました。しかし、日銀の政策変更への思惑が強まったことや円高進行を嫌気して、上げ幅を失いマイナス転。情報技術系銘柄や輸出関連銘柄が大きく下げて、359円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米2月ADP雇用統計の不冴えや、パウエルFRB議長が、米下院での議会証言でタカ派的姿勢を強調しなかった安堵感から米長期金利が低下。ドル円も149.10まで下げて149.40付近で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、21日移動平均線、転換線等を明確に下抜けて、ドル買い地合いが大きく後退しています。短期的なターゲットは基準線と昨年末安値からの上昇の23.6%戻しが重なる148.35-40レベル。下抜けると147.38付近で横ばい推移している90日線や146.15付近を上昇中の200日線等が視野に入って来ます。 

ドル円149円割れ、日銀政策修正観測強まる

ドル円日足

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