雇用統計問題ない水準ながらドル下落(2016年12月2日)

11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数の増加は17万8千人とほぼ予想通り、失業率は4.6%と問題のない水準でしたが、

雇用統計問題ない水準ながらドル下落(2016年12月2日)

雇用統計問題ない水準ながらドル円下落

11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数の増加は17万8千人とほぼ予想通り、失業率は4.6%と問題のない水準でしたが、ドル円は114円近辺から直後に113.48まで下落、その後は114.21まで戻すも以後は再度113円台に下落して方向感をなくしています。
失業率は2007年以来9年ぶりの低水準、一部で平均時給の予想外の低下が原因とする解説もありますが、9年ぶりの失業率の低下を無視してその部分にのみ反応したというのは理解しにくい状況で、結果如何にかかわらない短期の仕掛けがあったか、または、ここまでの一本調子のドル、株の上昇相場の調整本格化が疑われます。
日本時間の月曜早朝に終了するイタリアの国民投票が次のイベントとなりますが、反応は読みにくく注意が必要です。ニューヨークダウもマイナス圏、ドル円は113.34まで下げ幅を拡大。

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