ドル/円: “ドル強気”の流れ。一段の上昇の可能性が点灯中。
147.40以下で終えた場合は下値リスクが点灯、147円割れで終えた場合は短期トレンドの変化に要注意
直近の日足は値幅の小さい寄せ線で終え上昇一服となりました。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、148.50超えから新たな上昇トレンド入りしており、短期トレンドは非常に強い状態にあります。2/2の米雇用統計発表を受けて急伸した際に、147円台の抵抗を素通りしており、147.00以下の足元の不安定さを残していますが、これを試すのは目先天井を確認してからとなる可能性が高く、今週も上値トライの動きが継続するとみられます。
日足の上値抵抗は149.60-70,150.00±10銭、150.60-70,151.20-30に、下値抵抗は148.70-80,148.00-10,147.40-50にあります。147.40以下で終えた場合は、12/28に付けた140.25を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けて、下値リスクがやや高くなります。
21日、120日、200日移動平均線は147.72,147.49と144.95に位置しており、短・中期トレンドは“ドル強気”の流れにあります。
ドル円日足
一方直近の週足を見ると、実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線引けとなり、小幅続伸して引けました。この足が148.50-60にあった週足の上値抵抗をしっかり抜けており、強い抵抗を上抜けた反動で今週も一段の上昇に繋がる可能性が高い状態です。149.90-00に週足ベースで見た強い抵抗がありますが、150円台に乗せて越週すれば一段の上昇に繋がり易くなります。
逆に、週足ベースで見た強い下値抵抗が147.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合は下値リスクがやや高くなります。この場合でも145円を割り込んで越週しない限り、調整下げの範囲内となります。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は149.90-00,151.40-50,151.80-90に、下値抵抗は148.90-00,148.10-20と前述の147.00-10にあります。
31週、62週移動平均線は146.42と140.84に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
上値は、149.60-70,149.90-00に強い抵抗がありますが、150円台にしっかり乗せて終えれば150.30-40,150.60-70,151.00-10,151.30-40,151.60-70,151.80-90にある強い抵抗をどこまでクリアできるかトライする動きが強まり易くなります。さらに151.80-90の抵抗を上抜けて終えるか、週足が151.40-50の抵抗を上抜けて越週した場合は一段の上昇へ。
下値は、149.10-20に軽い抵抗が、148.70-80,148.40-50,148.10-20,147.70-80に強い抵抗があり、全てを切り崩すほどの下落にも繋がり難いと見られますが、147.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は12/28に付けた140.25を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けて下値リスクが点灯、147.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなります。
ドル円週足
オーダー/ポジション状況
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