ドル円147円台、90日線のサポート続くがリスクはやや下方向か (1/25午前)

25日午前の東京市場でドル円は147円台半ばでの取引。

ドル円147円台、90日線のサポート続くがリスクはやや下方向か (1/25午前)

ドル円147円台、90日線のサポート続くがリスクはやや下方向か

25日午前の東京市場でドル円は147円台半ばでの取引。朝方147.61レベルで取引の始まったドル円は、午前中147.42-85レンジで取引されました。時間外の米10年債利回りが午前中一時4.19%まで上昇し、その後も高止まりしていることから全般的には底堅く、東京時間正午現在は147.70で取引されています。

日経平均株価は、序盤は前日終値付近でもみ合いましたが、高値警戒感や円安一服、円長期金利の上昇が重石となり次第に売りが優勢に。下げ幅は一時300円を超えました。昨晩米市場ではダウが続落した半面ナスダック総合指数はプラス圏で終了しており、本邦でも情報技術系銘柄が買われるなど業種によってまちまちの動きとなりました。その後は買い戻しの動きが強まり下げ幅を縮小。64円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では円長期金利の上昇と、米長期金利の低下にドル円は欧州序盤に146.66まで値を下げる動きとなりました。しかし、その後発表された米1月製造業PMI速報値が前月、事前予想から大きく上振れると米長期金利が急反発。ドル円も147円台半ばまで買い戻されて取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、引き続き147.45レベルを横ばい中の90日移動平均線をサポートとした狭いレンジでのもみあいが継続。ただ、昨日、一昨日と二日続けて一時90日線を割り込む場面があり、やや下方向にリスクが強まっています。
昨晩は米指標の好調で持ち直しましたが、今後の米指標次第では、ドル円は146.44にある一目均衡表の「雲」上限を試す動きとなることも想定されます。一方で144円から146円半ばにかけてはテクニカルなサポートが厚く、このサポート帯を下抜けるには、新たに強力なドル売り材料が必要となりそうです。 

ドル円147円台、90日線のサポート続くがリスクはやや下方向か

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