東京市場のドルは147円台後半で推移、22時台に重要イベントが集中(24/1/25)

東京時間のドル・円は、米GDP発表を前に積極的な売買は手控えられて147円台後半でのもみ合いとなった。

東京市場のドルは147円台後半で推移、22時台に重要イベントが集中(24/1/25)

東京市場のドルは147円台後半で推移、22時台に重要イベントが集中

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、米GDP発表を前に積極的な売買は手控えられて147円台後半でのもみ合いとなった。

昨晩の海外時間では、日銀のマイナス金利解除観測が広がるなか、米10年債利回りが4.08%台へ低下したことからドル売りが先行した。ただ、1月米製造業PMI速報値の50台回復や、サービス業PMI速報値の予想上振れ、財務省の5年債入札不調で10年債利回りが4.18%台へ反発などが材料視されて、ドルは買い戻された。

東京時間では、147円台半ばからじりじりと上昇したが上下の値幅は40銭ほどに留まった。今晩、第4四半期実質GDP(速報値)の発表を控えていることなどから積極的な売買は手控えられ、ポジション調整の一日となった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:147 円45銭
高値:147円86銭
安値:147円45銭
終値:147円80銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:160 円50銭
高値:160円83銭
安値:160円49銭
終値:160円78銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:96円96銭
高値:97円17銭
安値:96円94銭
終値:97円15銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:187円66銭
高値:187円91銭
安値:187円59銭
終値:187円86銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:36213円14銭
高値:36312円36銭
安値:35912円54銭
終値:36236円47銭(前日比+9円99銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

18時00分、欧、1月ドイツIfo景況感指数、前回:86.4、市場予想:86.7
20時00分、ト、トルコ中銀政策金利、前回:42.5%、市場予想:45.0%
22時15分、欧、ECB政策金利、前回:4.5%、市場予想:4.5%
22時30分、米、第4四半期実質GDP(速報値)(前期比年率)、前回:4.9%、市場予想:2.0%
22時30分、米、新規失業保険申請件数(1月14日―20日)、前回:18.7万件、市場予想:20.0万件
22時30分、米、12月耐久財受注(速報値)(前月比)、前回:5.4%、市場予想:1.1%
22時45分、欧、ラガルドECB総裁が記者会見
24時00分、米、12月新築住宅販売件数、前回:59.0万件、市場予想:65.1万件
26時35分、米、イエレン財務長官が米経済について会見

1月20日からFRBブラックアウト期間(金融政策に関する発言自粛)(2月1日まで)

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円は、一目均衡表では、遅行スパンが実線を上抜いたほか、切り下がっていた雲上限も上抜けている。転換線も基準線を上抜いたことから、投資家のモメンタムは良好と言えよう。

50日移動平均線、100日移動平均線ともに上抜けたが、148円水準から上値は重くなっており、気迷いを示す十字線が複数回出た後、方向感をやや失っている。拡大していたボリンジャーバンドの2σより下を推移していることから、反発基調は一服と見ておいた方がいいだろう。

昨晩のドル売りによって、146円半ばに位置する雲上限まで下落したことから、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)前のポジション調整は一巡と考える。昨日は下影(下ヒゲ)を残したことから、雲上限が下値サポートとして意識されよう。

今晩の海外時間は、22時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会、22時30分に米GDP、22時45分からラガルドECB総裁の記者会見と22時台は15分間隔で重要イベントがあることから、やや慌ただしい地合いとなりそうだ。

ラガルドECB総裁が、1月のダボス会議で発した「利下げのタイミングは夏」と同様の発言を記者会見でも発するか注目だ。今晩はユーロ中心の為替相場を想定、今晩の海外時間の上値メドは148円20銭、下値メドは147円00銭とする。

東京市場のドルは147円台後半で推移、22時台に重要イベントが集中

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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