ドル円146円台乗せ、一目均衡表の「雲」に突入 (1/16午前)

16日午前の東京市場でドル円は、下値を切り上げる展開。

ドル円146円台乗せ、一目均衡表の「雲」に突入 (1/16午前)

ドル円146円台乗せ、一目均衡表の「雲」に突入

16日午前の東京市場で、ドル円は下値を切り上げる展開。朝方145.80レベルで取引の始まったドル円は、序盤145.59まで反落する場面もありましたが、時間外の米長期金利の上昇に切り返し、146円台に乗せました。その後は146円を挟んでもみ合いましたが、一時146.20まで上値を伸ばし、東京時間正午現在は146.00で取引されています。

日経平均株価は、このところの急ピッチな上げを警戒して利食い売りが先行。多くの業種で売られ、下げ幅は一時300円を超えました。しかし、下げたところでは押し目買いの意欲も強く、一般消費財、ヘルスケア、エネルギー等の業種で切り返し、下げ幅を縮小。109円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米国休場の薄い市場で、日中の日経平均株価の堅調推移や円長期金利の低下が材料視され、円売りが進行。米国時間に145.96まで上げた後、145.80前後でアジア時間につないでいます。

正月の能登半島地震の影響で、流動性の潤沢な供給の必要性や、景気への影響懸念から、日銀の早期金融緩和策修正観測が大きく後退しており、継続的な円売り圧力となっています。一方米国サイドも、昨年末までに早期利下げ観測を織り込み過ぎたとして警戒感が広がっており、米金利の上昇もドル円を支えています。

テクニカルにはドル円は、本日の上昇で一目均衡表の「雲」の中に突入。ドル買い地合いがやや強まっています。「雲」下限は本日145.96にあり、終値ベースでの位置関係が注目されます。 

ドル円146円台乗せ、一目均衡表の「雲」に突入

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