ドル円144円台後半でのもみ合い、一時昨晩海外高値を更新 (1/5午前)

5日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。

ドル円144円台後半でのもみ合い、一時昨晩海外高値を更新 (1/5午前)

ドル円144円台後半でのもみ合い、一時昨晩海外高値を更新

5日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。朝方144.60レベルで取引の始まったドル円は、実需とみられるドル買いにじりじりと値を上げる動きとなり、10時前に144.90をつけて直近高値を更新しました。その後も底堅く、東京時間正午現在は144.81で取引されています。

日経平均株価は、円安進行を好感して買いが先行。自動車等輸出関連銘柄が牽引して徐々に上げ幅を広げました。昨晩もナスダック総合指数がマイナスで引けたことから、半導体関連銘柄はマイナスで引けたものの、多くの業種で上げて、154円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、アジア時間終盤にかけて低下した米長期金利が再上昇。ADP雇用統計等米指標の好調も受けて、米10年債利回りは一時4%台を回復しました。ドル円も深夜零時頃に144.85の高値をつけそのまま144円台後半で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、 昨晩の上昇で21日移動平均線、200日移動平均線を明確に上放れ、本日144.30レベルにある基準線も上抜ける等ドル買い地合いが強まっています。

市場の注目は今晩発表される、12月の米雇用統計ですが、ここまでの主要通貨に対するドルの反発は、昨年末までにやや織り込み過ぎた米早期利下げ観測の巻き戻しの動きと見られ、余程弱い数字が出ない限りは大きなドル売りにはつながらないものと思われます。

ドル円144円台後半でのもみ合い、一時昨晩海外高値を更新

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