ドル円143円台半ば、一時142円台に反落後持ち直す
年明け4日午前の東京市場で、ドル円は143円台前半中心の動き。米長期金利の反発や、能登半島地震の景気への影響懸念等から、本邦連休中にドル買い円売りが進行した流れを受け、朝方143.24レベルで取引の始まったドル円は、序盤は一方向でのドル売りが進み142.86まで売り込まれる場面がありました。しかし、その後は時間外の米長期金利の反発等に持ち直し、東京時間正午現在は143.43で取引されています。
日経平均株価は、昨年末からのナスダック総合指数の不冴えや、能登半島地震の企業活動への影響を懸念する動きから売りが先行。半導体関連株等値嵩株が売られ、下げ幅は一時700円を超えました。売り一巡後はエネルギー関連株など業種によって買い戻しの動きが強まりましたが戻りは鈍く、415円安で午前の取引を終了しています。
本邦正月休み中に進んだ米長期金利の反発に伴い、海外市場では年初1/2早朝の安値140.82から徐々に円安が進行。昨晩は、発表された米12月ISM製造業景況指数の市場予想を上回る結果等に米国時間に143円台半ばまで上昇しました。その後は12月FOMC議事要旨発表に向け米長期金利が再低下。発表されたFOMC議事要旨では米国の金利がピークもしくはその近辺との認識が示されるとともに、想定よりも長くピーク水準を維持する可能性が指摘されていたことからドル円は一旦143.73の高値をつけました。一方で同議事要旨ではほぼ全参加者が今年末までの利下げが適切と予想していたこともありその後は伸び悩み143.30付近で東京につないでいます。
テクニカルにはドル円は、年初来の反発で昨日200日移動平均線を下抜けた21日移動平均線(本日142.90付近を下降中)、200日線(同143.23付近を上昇中)を上回って推移しており、ドル売り地合いが大きく後退しています。ただ、今のところは両線に絡んでの動きが継続しており、本日、明日と終値ベースでの位置関係を要注視です。
今年も本邦の正月休み中に大きく相場の様相が変化した形ですが、明日に12月米雇用統計を控え、まだしばらくは、年初の落ち着かない相場状況が続きそうです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.01.04
ドル円 米雇用指標に注目、ドルは引き続き底堅そう(1/4夕)
東京市場はドルが小高い。ドル/円はザラ場ベースで前日高値を一時上抜ける局面も観測されていた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2024.01.04
ドル円見通し 年明けは米長期債利回りの反発で上昇開始だが、143円台後半から失速(24/01/04)
1月4日早朝にFOMC議事要旨が公開され、参加者が総じて利下げ容認姿勢だったことからドル高が一巡して失速し、4日朝には143.00円を付けている。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。