ドル円141円台半ば、新規材料難で方向感に欠ける動き (12/29午前)

29日午前の東京市場で、ドル円は141円台でのもみあい。

ドル円141円台半ば、新規材料難で方向感に欠ける動き (12/29午前)

ドル円141円台半ば、新規材料難で方向感に欠ける動き

29日午前の東京市場で、ドル円は141円台でのもみあい。朝方、141.36レベルで取引の始まったドル円は、序盤141.26まで軟化したものの、実需とみられるドル買いに10時前に141.67まで上昇。その後は伸び悩み、東京時間正午現在は141.44で取引されています。

日経平均株価は、材料難から前日終値を挟んでの一進一退となっています。昨晩もNYダウ、S&P500等の米指数が上昇したことが好感された反面、ドル円での円高が進行していることが重石となっています。午前の取引は69円の小幅安で終了しています。

昨晩海外市場では発表された新規失業保険申請者数や、中古住宅販売等の米指標が市場予想に届かず、指標発表後ドル円は一時140.25まで急落しました。しかし、その後は急激な米長期金利低下や対主要通貨でのドル売りへの警戒感から、各市場に自律反発的な巻き戻しの動きが強まり、ドル円も141円台を回復。141.42で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、200日移動平均線を明確に下回り、ドル売り地合いが強まっています。
既に節目の140円や、今年3月安値127.23から11月高値151.91までの上昇の半値戻し139.57が射程内。下回ると同61.8%戻し136.65が視野に入って来ます。

年末年始は、特に年始、本邦勢の正月休みの不在に、欧米勢が新年度を迎え、気分一新取引を再開することから、ドル円相場が荒れやすくなります。本邦勢不在の薄いマーケットでは値が飛びやすく、円高円安双方に跳ねる可能性があるため、ポジション管理に十分な注意が必要です。

ドル円141円台半ば、新規材料難で方向感に欠ける動き

ドル円日足

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