東京市場のドルは142円台で推移、クリスマス休場で商いは閑散に(23/12/25)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、欧米市場がクリスマス休暇入りしていることから参加者は激減、142円台前半から半ばでこう着感が強い地合いとなった。

東京市場のドルは142円台で推移、クリスマス休場で商いは閑散に(23/12/25)

東京市場のドルは142円台で推移、クリスマス休場で商いは閑散に

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、欧米市場がクリスマス休暇入りしていることから参加者は激減、142円台前半から半ばでこう着感が強い地合いとなった。

先週末の海外時間では、11月コアPCE価格指数の伸びが予想を下回った一方、12月のミシガン大消費者信頼感指数確定値や長期インフレ期待が予想外に上方修正されるなど、米経済指標はまちまち。クリスマス休暇入りも意識されて、ドルは142円台半ばでのもみ合いとなった。

東京時間もこの流れを引き継ぎ、142円台前半から半ばでの小動きとなった。本日は、香港、欧米、英国市場がそろってクリスマスに伴い休場となっていることから、為替市場、株式市場ともに商い閑散で方向感に乏しい一日となった。なお、13時から植田日銀総裁が、日本経済団体連合会審議員会で講演を行ったが、日銀金融政策決定会合後の記者会見での発言を踏襲しており、為替市場への影響は限定的となった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:142円45銭
高値:142円55銭
安値:142円13銭
終値:142円31銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:157円00銭
高値:158円92銭
安値:155円62銭
終値:156円88銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:96円98銭
高値:97円14銭
安値:96円11銭
終値:96円70銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:181円12銭
高値:181円19銭
安値:180円28銭
終値:180円68銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:33414円51銭
高値:33414円51銭
安値:33221円57銭
終値:33254円03銭(前日比+84円98銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

特になし

クリスマス休暇に伴い欧州、英国、米国市場が休場
※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円は、一目均衡表では、遅行スパンが実線を大きく下回っているほか、雲下限も下放れているなど三役逆転が示現したままだが、ボリンジャーバンドでは、19日以降のドル上昇を受けて、拡大する−2σ水準から反発。短期リバウンドが期待できるような強い形状ではないが、いったんは下げ止まった感じだ。

ただ、引き続き11月13日の年初来高値151円95銭を起点とした上値抵抗線が意識されており、戻りは弱い。12月14日に140円96銭をつけた際に残した長い下影(下ヒゲ)を吸収する可能性も残っており、休場が相次ぎ参加者が少ない年末年始は一応警戒したいところだ。

東京時間13時から行われた講演にて、植田日銀総裁は「持続的・安定的に実現する確度が十分高まれば、金融政策の変更を検討していくことになる」と発言。ほぼ日銀会合後の記者会見と同じ内容に留まった。12月25日唯一のイベントでもあった植田日銀総裁の講演が無風で終わったことから、海外時間はトレードチャンスに欠けることはほぼ間違いなさそうだ。商い低迷で200日移動平均線(MA)手前での小動きを想定する。今晩の上値メドは142円70銭、下値メドは142円20銭とする。

東京市場のドルは142円台で推移、クリスマス休場で商いは閑散に

ドル円日足

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