ドル円143円近辺、米長期金利の低下進行で上値重い (12/21午前)

21日午前の東京市場でドル円は急反落。

ドル円143円近辺、米長期金利の低下進行で上値重い (12/21午前)

ドル円143円近辺、米長期金利の低下進行で上値重い

21日午前の東京市場でドル円は急反落。朝方143.75レベルで取引の始まったドル円は、午前中ほぼ一方向で下落、一時143円を割り込んで142.81の安値をつけました。その後は143円を挟んでのもみあいとなり、東京時間正午現在は142.94で取引されています。
ドル円下落の背景には、米長期金利の低下、日経平均株価の急落、今朝方発表された内閣府の「政府経済見通し」における来年度消費者物価見通しの2.5%への上方修正(7月時点の試算では1.9%)等が挙げられます。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が揃って下げたことを受け売りが先行。一昨日、日銀政策決定会合での大規模緩和策継続が発表されてから日経平均の上昇が続いたため、利益確定売りの動きも強く、また、ドル円の反落も嫌気されている模様です。日経平均は全業種で下げ、504円の大幅安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では発表された消費者信頼感、中古住宅販売等の米指標が予想を上回る結果となり、米国時間に、ドル円は一時143.94まで上昇しました。しかし、FRBの早期利下げ期待が根強く、深夜過ぎから米長期金利が急落。米10年債利回りは米国終盤にかけ、今年7月以来の水準となる3.84%台まで下げています。ドル円は終盤にかけて143.56まで下落して取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、本日午前の下落で転換線を下放れ、再び200日移動平均線(本日142.72付近上昇中)に接近してきています。12月の数度にわたる円の急伸局面でも、200日線は明確にはクリアできていないため、今この水準を下回って円高が進行するにはやや材料不足の感がありますが、欧米の市場参加者がクリスマス休暇に入る中、薄い市場をついての市場の急変には一応要警戒です。

ドル円143円近辺、米長期金利の低下進行で上値重い

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