ドル円142円近辺、時間外の米長期金利の動き
15日午前の東京市場でドル円は小幅に反発。朝方141.80レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米長期金利が反発基調となったことを受け、142円台を回復。9時台には一時142.46の高値をつけました。その後は伸び悩み、142円台前半でのもみ合いとなり、東京時間正午現在は142.02で取引されています。
日経平均株価は、連日の米国株の上昇と円高進行一服を好感して買いが先行。昨日売られた電機・自動車等の株に買い戻しが入りその後も買いが継続し、上げ幅は一時400円を超えました。そのまま高値圏の394円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、注目された英中銀、ECB理事会で市場の予想通りに政策金利等は据え置かれましたが、どちらもインフレ警戒姿勢を緩めることはなく、予想以上にタカ派的な姿勢を示したことから対欧州通貨でのドル売りが進みました。ドル円は、予想外の米11月小売売上高の上昇等に下げが一服、一方で米長期金利は一段安となったことから上値も重く、141円台後半でのもみ合いとなり141.89で取引を終えています。
テクニカルにはドル円は、昨日終値ベースでも200日移動平均線を下回り、地合いは大きく悪化。今朝の反発も200日移動平均線(本日は142.52付近)に今のところ届いておらずレジスタンスに転じています。下方向のターゲットは、昨日安値140.97、節目の140.00、今年1月安値127.23から11月高値151.91までの上昇の半値戻しの139.57等。とりあえず週末のポジション調整もあり、本日は200日線の攻防を要注視です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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