東京市場のドルは150円半ばでのもみ合い、円キャリーのポジション調整を警戒(23/11/17)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、週末要因などから方向感に乏しく、150円台半ばでのもみ合いとなった。

東京市場のドルは150円半ばでのもみ合い、円キャリーのポジション調整を警戒(23/11/17)

東京市場のドルは150円半ばでのもみ合い、円キャリーのポジション調整を警戒

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、週末要因などから方向感に乏しく、150円台半ばでのもみ合いとなった。

昨晩の海外時間では、注目の米鉱工業生産が市場予想を下振れたほか、米新規失業保険申請件数が前回比で予想以上に増加し、労働市場のひっ迫緩和の結果などを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測が一段と強まり、米10年債利回りは4.44%台まで低下。ドルは150円前半まで売られた。ただ、メスター・クリーブランド連銀総裁が「インフレ改善の一段の証拠を見たい」「私の考えでは利下げは議論対象ではない」と依然慎重な姿勢を示したことから、ドル売りは一巡した。

東京時間では、時間外で米10年債利回りが4.45%台を回復したが反発は弱く、ドルも150円半ばでのもみ合いとなった。植田日銀総裁の「物価目標実現の見通しが立てばマイナス金利、YCC撤廃を検討」「一概に円安が経済にマイナスとはいえない」「長期金利は1%を大幅に上回るとはみていない」といったコメントが流れたが、為替市場への影響は限定的となった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:150円71銭
高値:150円78銭
安値:150円43銭
終値:150円63銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:163円56銭
高値:163円61銭
安値:163円25銭
終値:163円49銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:97円54銭
高値:97円56銭
安値:97円19銭
終値:97円44銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:187円13銭
高値:187円16銭
安値:186円63銭
終値:187円00銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:33344円85銭
高値:33599円63銭
安値:33263円67銭
終値:33585円20銭(前日比+160円79銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

17時00分、欧、ビルロワドガロー・フランス中銀総裁が会議出席
17時30分、欧、ラガルドECB総裁が欧州銀行会議で講演
18時00分、欧、ホルツマン・オーストリア中銀総裁がイベント出席
22時30分、米、住宅着工件数、前回:135.8万件、市場予想:134.0万件
22時45分、米、コリンズ・ボストン連銀総裁が会議にて挨拶
23時30分、米、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁が欧州銀行会議閉会挨拶
23時45分、米、グールズビー・シカゴ連銀総裁が講演

※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円は、一目均衡表の雲上限を上放れているほか、遅行スパンも実線を上回っていることから目先のトレンドは強いままである。ボリンジャーバンドの2σに沿ったじりじりとしたドル買いが続いていたが、足元、ドルの上値は重くなっている。

本日の東京時間では、一日を通して、衆議院財政金融委員会での植田日銀総裁の発言が市場に流れていたが、為替市場はほぼ無反応だった。発言内容がこれまでの説明とほぼ同じだったとみなされたのだろう。円安の日本経済への影響に対して「一概にマイナスと言えず」という発言も「さもありなん」程度のようだ。正直、植田日銀総裁よりも、米10年債利回りの動向に関心が向かっているのだろう。

14日の米消費者物価指数(CPI)発表以降、低下したドルインデックスは104台でもみあっている。今年9月頃の水準まで低下しており、足元のドルを支えているのは、円キャリートレードに伴う円全面安(円指数の下落)だ。

明確な米経済の強さを背景とした米10年債利回りの上昇が確認されない限り、ドルインデックスの上昇、つまり積極的なドル買いは入りにくい。10年物の日米金利差が3.7%台で推移している以上、円全面安の流れが途絶えると、ドルはあっさり150円台を割り込むだろう。

来週は、23日が、日本は勤労感謝の日、米国は感謝祭の祝日、24日は米国が債券市場が短縮取引となっていることから、ポジション手仕舞いの可能性がある。円キャリートレードの調整という状況になれば、今の日米金利差を考えると、ドルは148円台ぐらいまで落ち込む可能性もあろう。

今晩の海外時間は、引き続き米債利回りを睨んでの展開となるが、来週のスケジュールを見越したポジション調整を警戒しておきたい。上値メドは151円20銭、下値メドは149円90銭とする。

東京市場のドルは150円半ばでのもみ合い、円キャリーのポジション調整を警戒

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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