ドル円一時151円台乗せ、高値圏でのもみ合い (11/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。

ドル円一時151円台乗せ、高値圏でのもみ合い (11/9午前)

ドル円一時151円台乗せ、高値圏でのもみ合い

9日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。
朝方、150.99レベルで取引の始まったドル円は、序盤(6時台)に151.02まで上昇する場面がありましたが、前日高値には届かず、高値警戒感から151円台での滞空時間はわずかでした。その後は時間外の米10年債利回りが4.47%台まで低下したこともあり上値は重く、150.82-151.00の狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在は、150.94レベルで取引されています。
今朝がた発表された先日の日銀会合の「主な意見」は、来春の賃金上昇を確認するまでは緩和姿勢を継続するとの強い意志が確認される内容となっており、ドル円を下支えしています。

日経平均株価は、昨晩米市場でNYダウは8営業日ぶりに下げたものの、ナスダック総合指数、S&P500指数などはプラス圏を維持した流れを受け、買いが先行。その後は売買交錯し、一時前日終値付近まで値を下げる場面もありましたが、踏みとどまって反発に転じました。時間外の米長期金利が一段と低下したことから情報技術系銘柄等にも買いが継続、上げ幅は一時300円を超え、288円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、日中の日銀植田総裁の衆議院での緩和継続姿勢を強調する答弁に、ドル円の買い安心感が広がり、終始堅調に推移。米国終盤には一時151円台にのせ、151.05の高値をつけた後、150.97レベルで取引を終了しています。

テクニカルにはドル円は、21日移動平均線、転換線をともに上放れドル買い基調が高まっています。当面のターゲットは10月末高値の151.72。

昨晩の円安の要因の一つとされる植田日銀総裁の衆議院での答弁ですが、特段目新しい内容があったわけでもなく、むしろ日銀のたび重なるインフレ見通しの上方修正に反省表明を余儀なくされた場面もありました。ただ、最近発言するたびに本人の意図せぬ円安が進行するきらいのある植田総裁、本日も午後から参議院財政金融委員会での答弁が予定されており、151円近辺への円安進行化での、答弁のトーンの変化の有無が注目されます。 

ドル円一時151円台乗せ、高値圏でのもみ合い

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