ドル円150円台前半、一時150.44をつけ年初来高値を更新 (10/26午前)

26日午前の東京市場で、ドル円は年初来高値を更新。

ドル円150円台前半、一時150.44をつけ年初来高値を更新 (10/26午前)

ドル円150円台前半、一時150.44をつけ年初来高値を更新

26日午前の東京市場で、ドル円は年初来高値を更新。朝方、150.32レベルで取引の始まったドル円は、序盤もみ合ったものの150.04までで踏みとどまり、次第に上値を試す展開に。一時150.44まで上げて、東京時間正午現在は150.43レベルで取引されています。午前中、鈴木財務相、村井官房副長官等が相次いで円安けん制発言を行いましたが、市場への影響は限定的でした。

日経平均株価は、昨晩米主要株価指数が揃ってマイナスで引けたことを受け、売りが先行。特にナスダック総合指数の下げが大きかったことから、半導体等の情報技術系銘柄が下げを主導して、ほぼ全面安の様相です。日本の10年物国債利回りが約10年ぶりに0.88%まで上昇したことも株価の重石となり、667円の大幅安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された9月の米新築住宅販売が、予想を大幅に上回る伸びを見せたことから、米長期金利が再上昇。ドル円は米国時間午後に150円を突破し、終盤にかけ150.31まで上げて東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は、昨晩からの上昇で150円にしっかり乗せてきており、膠着相場の上放れを確認。ドル買い地合いが強まっています。今まで壁と認識されていた150.00-10近辺が逆に強いサポートとなった印象です。

一方で為替介入に対する警戒感も強まっていますが、150円乗せに十分な時間をかけたことで、「急激な変動」とは言いにくい動きとなっており、事実午前中150円台前半では介入らしい動きが見られなかったことで、市場にはやや買い安心感が広がっています。午後も介入を意識しながら、そろりそろりと上値を試していく展開となりそうです。

ドル円150円台前半、一時150.44をつけ年初来高値を更新

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