ドル円148円台半ば、米物価指標等控え方向感に欠ける動き (10/11午前)

11日午前の東京市場でドル円は148円台半ばを挟んでの動き。

ドル円148円台半ば、米物価指標等控え方向感に欠ける動き (10/11午前)

ドル円148円台半ば、米物価指標等控え方向感に欠ける動き

11日午前の東京市場でドル円は148円台半ばを挟んでの動き。朝方、148.70レベルで取引の始まったドル円は、序盤148.42レベルまで下げたものの下げ渋り、東京時間正午現在は148.71レベルで取引されています。時間外の米10年債利回りは4.61%台に再度低下しておりドル円の上値は重いものの、主要国の堅調な株価動向等を背景にリスクオフの動きともならず、米物価指標の発表を控え方向感に欠ける動きとなっています。

日経平均株価は、昨晩欧米市場で主要株価指数が上昇したことを受け買いが先行。米金利先高観の後退から、情報技術系銘柄等が買われた反面、エネルギー株が急激な上昇の反動で下げるなど、業種によりまちまちの動きとなり、170円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、緊迫化する中東情勢を受け、避難的な米国債買いが続いたこと、アトランタ連銀のボスティック総裁が「これ以上の利上げが必要だとは思わない」と述べるなどFRB関係者のハト派発言が続いたこと等で米長期金利が低下。ドル円は米国序盤の149.09を高値に反落し、148.54まで下げた後、148.70レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の下落でも微妙に21日移動平均線付近で踏みとどまる形となっており、本日も同線に絡んでの動きが続きそうです。ドル円が本格的な下落に転じるには、まずは同線を明確に下抜ける必要があり、引き続き位置関係には注目です。

いずれにせよドル円は、本日夜の米9月PPI、明日未明の前回9月FOMC議事要旨、明日夜の米9月CPIと比較的重要な指標等の発表を前に動きにくい状況。
中東情勢の影響を今のところ軽微と受け止めている感のある株式市場の動向はやや気にかかるものの、基本は午後もドル円はレンジ内での様子見となりそうです。

ドル円148円台半ば、米物価指標等控え方向感に欠ける動き

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