ドル円149円台前半、米長期金利の上昇続きじり高推移 (10/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は149円台前半をじり高推移。

ドル円149円台前半、米長期金利の上昇続きじり高推移 (10/4午前)

ドル円149円台前半、米長期金利の上昇続きじり高推移

4日午前の東京市場でドル円は149円台前半をじり高推移。朝方149.05レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米長期金利が本日も上昇し10年債利回りが一時4.84%台をつける中、介入を警戒し、緩やかながらほぼ一方向で上げて、東京時間正午現在は149.30レベルで取引されています。

日経平均株価は、米金融引き締め長期化観測が広がり、昨晩欧米主要株価指数が下落した流れを受け売りが先行。時間外の米長期金利が上昇を継続している他、本邦の国債利回りも10年債で0.78%まで上昇していることも嫌気され、ほぼ全面安となる中で下げ幅を拡大。603円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された8月の米JOLTS求人件数が予想外に大きく増加。労働市場の需給にはいまだ緩みが見られないとの見方が広がり、米金利が上昇しました。ドル円は発表後に150.16まで急伸しましたが、直後に147.42まで急落する荒い値動きとなりました。市場では政府・日銀が市場介入か、事前のレートチェックを実施したとの見方が大半で、介入警戒感から上値が重くなっています。その後も米長期金利の上昇が続いたため、ドル円は149円台前半を回復して東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の急落で一時21日移動平均線を下回ったもののすぐに回復し、現在は転換線の上に戻しており、ドル買い基調は不変です。

現在の市場はドル円の動きよりも、米長期金利がオーバーシュートに近い様相となっており、この部分が修正されない限りは為替市場でのドル買い圧力は継続するものと思われます。
今週は週末の雇用統計まで、今後も連日米重要指標の発表が続くことから、為替市場も米長期金利動向を横目に、介入を警戒しつつ再び150円台を目指す、神経質な展開が継続しそうです。

ドル円149円台前半、米長期金利の上昇続きじり高推移

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