ドル円145円台前半、上値の重さ目立つ (9/1午前)

1日午前の東京市場でドル円は下値を探る動き。

ドル円145円台前半、上値の重さ目立つ (9/1午前)

ドル円145円台前半、上値の重さ目立つ

1日午前の東京市場でドル円は下値を探る動き。朝方145.51レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米長期金利が高寄りしたことから9時台に145.70の高値をつけました。しかし、実需とみられるドル売りに仲値公表にかけ急落し、一時145.24まで下げた後、145円台前半でもみ合いとなっています。東京時間正午現在は145.41レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米市場で主要株価指数がまちまちの動きだったこと、前日まで4営業日で1,000円近く上昇したことから、利益確定売りが先行しました。しかし、昨日同様、情報技術系銘柄が主導する形で、電機株等幅広い業種に買い戻しが入り、早々に前日比マイナス圏を脱し、201円高で午前の取引を終了しています。尚、東証株価指数(TOPIX)は33年ぶり水準をつけ、バブル崩壊後の最高値を更新しています。

昨晩海外市場では、PCEデフレーター、シカゴ連銀全米活動指数等の米指標の好調に、米国序盤にかけ146.22の高値をつけましたが、月末のドル売りフロー等に失速。米長期金利の低下傾向もあって145.35まで下げた後145.51レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨日からの下落で転換線を下放れ、145.17レベルを上昇中の21日移動平均線に一時接近しています。

今晩海外時間のドル円相場は、基本的には米雇用統計等の結果次第と思われますが、米長期金利のピークアウト感が強まる中、ドル円の頭も次第に重くなってきていることには留意が必要です。

ドル円145円台前半、上値の重さ目立つ

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