ドル円146円台前半、昨晩高値更新後は伸び悩む (8/29午前)

29日午前の東京市場でドル円は上値の重い展開。

ドル円146円台前半、昨晩高値更新後は伸び悩む (8/29午前)

ドル円146円台前半、昨晩高値更新後は伸び悩む

29日午前の東京市場でドル円は上値の重い展開。朝方146.54レベルで取引の始まったドル円は、早朝つけた146.54を高値に小幅反落。その後は146.31-49の狭いレンジでのもみあいとなり、東京時間正午現在は146.37レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米市場で株価が堅調推移したことを受け、買いが先行。序盤の上げ幅は一時200円を超えました。しかし、NHKなどが、国内時価総額最大のトヨタ自動車で、「システムの不具合から部品の発注ができなくなり、国内12工場の稼働が停止した」と報じると、同社株の下げが重石となり上げ幅を削りました。結局55円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、株式市場の堅調や、ダラス連銀製造業活動指数の好結果を受け、ドル円は一時146.74の高値をつけ、年初来高値を更新しています。

テクニカルにはドル円は、引き続き主要テクニカルポイントの上で推移し、昨晩は年初来高値を更新する等強いドル買い地合いが継続中。

先週末のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言は、ややタカ派的だったものの想定内。いつも通り、今後の政策については、各種の経済指標次第ということに尽きる内容でした。
週明け各市場の「曇り空の下、星を頼りに航海を続ける」(同議長の講演での発言)FRBの方向性に対する評価はまちまちで、株式市場と米国債券市場はそれぞれ買い安心感が広がっています。一方、為替市場では昨晩は米国債買いからの米長期金利の低下に多くの主要通貨は素直にドル売りに反応、ドルインデックスも低下したのに対し、ドル円でのみドルはあまり売られなかった印象です。
本日午前中のドル円の上値の重さが、ただの調整的なものなのか、「売り遅れ」からの今後の下落の前兆なのか、米長期金利の動向も踏まえ、週末雇用統計までの動きに要注目です。

ドル円146円台前半、昨晩高値更新後は伸び悩む

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