ドル円145円近辺、小幅反発するも上値の重い展開
24日午前の東京市場で、ドル円は反発するも頭の重い展開。朝方144.81レベルで取引の始まったドル円は、序盤、144.60まで下げたものの10時台にかけて急伸。一旦145円台を回復した後は145円前後でのもみ合いとなり、東京時間正午現在は144.98レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩海外市場で主要株価指数が持ち直した流れを受け買い先行で始まり、一時200円近く上げました。しかしその後は、ドル円の反落から輸出関係銘柄等に売りも入り、業種によりまちまちの動きとなり、136円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、米国8月PMIの不冴えに、米長期金利が急落。ドル円も144.54まで下げて144.81レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、昨晩の急落で転換線を割り込んでドル売り地合いがやや強まっています。短期のチャートでは2度高値を試した146円台前半で当面の高値をつけているようにも見えます。目先のサポートは144円付近を上昇中の21日移動平均線。終値ベースでの同線との位置関係に注目です。
また、今晩からのジャクソンホール経済シンポジウムでの、パウエル議長の発言次第では、ドル円の急落リスクもありうることを念頭に、イベント前に4.19%近辺まで急低下してきた10年物米国債利回り等、米長期金利の動向に要注意です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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